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ボディビル・フィジーク

アーノルドクラシック2027出場選手、ウォーカーやジャックドら表明の出典と予想

公開 ・ KINNIKU TIMES 編集部 ・ 読了目安 12分
アーノルド・エキスポでシュワルツェネッガー氏を囲む出展者とボディビルダー
SUMMARY|この記事の要約

アーノルド・クラシック2027(2027年3月4〜7日)の出場選手は公式一覧が未発表だ。主催者が確定を告知したのは前回王者ジャックドで、オリンピア王者ウォーカーやチョーパン、ディーノ、フィッサーズは出場の意向が報じられた。表明の出典、2026年の成績比較、編集部の予想をまとめた。

アーノルド・クラシック2027の出場選手は、10月21日時点で公式発表の一覧がない。主催者が出場確定を告知したのは前回王者アンドリュー・ジャックドで、オリンピア王者ニック・ウォーカー、ハディ・チョーパン、クラシックフィジークのラモン・ディーノとウェスリー・フィッサーズが出場の意向を示したと報じられている。

2026年10月21日 公開|KINNIKU TIMES 編集部

アーノルド・クラシック2027は、2027年3月4日〜7日に米オハイオ州コロンバスで開かれる予定だ。本記事では、これまでに出場を表明した、または出場の意向が報じられた選手を、誰がどこで表明したのかという出典つきで整理し、2026年のアーノルドとオリンピアの順位と並べて比べる。主催者の公式発表と、選手本人や関係者の発言の報道は、はっきり分けて書く。順位の見通しは「予想」として最後に示す。

アーノルド・スポーツ・フェスティバルの公式ページを見る

アーノルド・クラシック2027の出場選手は誰?表明の出典一覧

アーノルド・スポーツ・フェスティバルの公式サイトには、2027年大会の出場選手リストはまだ載っていない。公式Instagramが「確定」と告知したのは、9月28日のアンドリュー・ジャックドの投稿のみである。それ以外は、本人のポッドキャストやYouTube、コーチのSNS投稿を米専門メディアが報じた段階だ。

選手(国) 部門 表明の内容と出典 確度
アンドリュー・ジャックド(米国) 男子オープン 公式Instagram(9月28日)が王座防衛のための出場を「CONFIRMED」と告知 主催者が告知
ニック・ウォーカー(米国) 男子オープン 10月5日公開のポッドキャストで「アーノルドに出たい」と発言(Fitness Volt、Generation Iron) 本人発言の報道
ハディ・チョーパン(イラン) 男子オープン コーチのミロス・シャルセフ氏が10月6日に「2027年アーノルドの準備を正式に開始」と投稿(Generation Iron) 関係者発言の報道
ラモン・ディーノ(ブラジル) クラシックフィジーク 自身のYouTube動画で出場の意向(Generation Iron、10月1日) 本人発言の報道
ウェスリー・フィッサーズ(オランダ) クラシックフィジーク 10月15日公開の米インタビュー番組で、オハイオとUKの両大会への出場を「その通りだ」と認めた(Fitness Volt) 本人発言の報道
サムソン・ダウダ(英国) 男子オープン 本人の表明は未確認。審査員長スティーブ・ワインバーガー氏が出場を見込むと語ったとの報道(Fitness Volt) 未確認
ハンター・ラブラダ(米国) 男子オープン 肩の回復次第で出場を検討していると語ったとの報道(Fitness Volt) 検討段階

上は、アーノルド・スポーツ・フェスティバル公式アカウントが9月28日に出したジャックドの出場告知の投稿である。会期の「2027年3月4〜7日」も併記されている。

2026年の成績と比べると?男子オープンの顔ぶれ

男子オープンの有力選手を、2026年3月のアーノルドと9月のオリンピアの順位で並べると、勢力図が見えてくる。アーノルドの順位は公式サイトの2026年結果、オリンピアの順位は米専門メディアの報道による。

選手 2026アーノルド 2026オリンピア アーノルドの優勝歴
アンドリュー・ジャックド 優勝 4位 2026年
ニック・ウォーカー 2位 優勝 2021年
ハディ・チョーパン 3位 出場せず(ビザの問題と報道) 2024年
サムソン・ダウダ 出場せず 2位 2023年

公式サイトの歴代王者一覧によると、アーノルド・クラシックの男子オープンは2021年ウォーカー、2022年ブランドン・カリー、2023年ダウダ、2024年チョーパン、2025年デレク・ランスフォード、2026年ジャックドと、毎年王者が入れ替わってきた。ウォーカー、チョーパン、ジャックドが出場すれば、過去のアーノルド王者が3人並ぶことになる。ダウダまで加われば4人だ。

インタビューに答えるイランのボディビルダー、ハディ・チョーパン
画像:Wikimedia Commons(Tasnim News Agency, CC BY 4.0)より

ウォーカーは「差をつけて勝ちたい」

Fitness Voltによると、ウォーカーはポッドキャストで、オリンピアの勝利は「接戦すぎた」とし、次は明確な差をつけて勝ちたいと述べた。アーノルドに出る理由については、より多くのタイトルを取りたいことに加え、大会に出続けることで体を絞った状態を保てるという趣旨も語っている。2026年のアーノルドではジャックドに敗れて2位だったため、オリンピア王者として雪辱を果たせるかが焦点になる。

チョーパンはオリンピア欠場からの再起

Generation Ironは、チョーパンがビザの問題で2026年のオリンピアに出られなかったと伝えている。2024年アーノルド王者で、2026年アーノルドでも3位に入った実力者が、半年以上ぶりに舞台に戻る大会になる可能性がある。

クラシックフィジークなど他の部門は?

クラシックフィジークでは、アーノルドとオリンピアの上位がそのまま対決する構図が見えている。公式サイトの歴代王者一覧では、アーノルドのクラシックフィジークは2023年がディーノ(ラモン・ロシャ・ケイロズ)、2024年と2026年がフィッサーズ、2025年がマイク・ソマーフェルトだ。

選手 2026アーノルド 2026オリンピア 2027年アーノルド
ウェスリー・フィッサーズ 優勝 4位 出場を認めたと報道
ラモン・ディーノ 出場せず(ゲストポーザー) 3位 出場の意向と報道
ニール・ダーウェン - 優勝 表明は未確認
マイク・ソマーフェルト - 2位 表明は未確認

2026年のオリンピアでフィッサーズは4位、ディーノは3位だった。フィッサーズは大会後のインタビューで「映像を見返すと自分が勝っていた」と語ったと報じられており、アーノルドは両者の再戦の場になりうる。経緯はフィッサーズの発言の記事とディーノの出場表明の記事にある。

メンズフィジーク、ビキニ、フィットネス、ウェルネス、車いすについて、10月21日時点で2027年アーノルドへの出場表明を編集部は確認できなかった。2026年の各部門の優勝者は、メンズフィジークがブランドン・ヘンドリクソン、ビキニがエイミー・デルガド、フィットネスがミシェル・フレドゥア=メンサー、ウェルネスがラヤニ・フォガル、車いすがジェームズ・バーガーである(公式サイトの2026年結果)。

アーノルド・クラシック2027の告知ポスター。若き日のシュワルツェネッガー氏のダブルバイセップスと「50 YEARS OF PUMPING IRON」の文字
画像:Arnold Sports Festival公式サイトより

賞金と、勝つと何が得られるのか

2026年大会の男子オープン優勝賞金は75万ドルで、ボディビル史上最高額と報じられた。米メディアThe Barbellによると、シュワルツェネッガー氏は2026年大会の賞金を50%引き上げると発表した際、「待つのはもううんざりだ。他が我々を追えばいい」と語った。2027年大会の賞金額について、10月21日時点で主催者の発表は見当たらない。

賞金に加え、アーノルドはオリンピアへの近道でもある。IFBBプロリーグの2027年オリンピア出場資格(OQS)では、アーノルド・クラシックUSAはクラシックフィジーク、メンズフィジーク、ビキニ、ウェルネスで優勝者に自動出場権、2位に14ポイント、3位に11ポイントを与える。男子オープンは、資格期間中のオープン大会の優勝者がオリンピアに出られる仕組みだ。ただし、ウォーカー、ダウダ、ランスフォードは2026年オリンピアの上位3人としてすでに出場権を持っており、IFBBプロの公式の出場確定者一覧にも名前がある。彼らにとってのアーノルドは、出場権ではなく賞金と評価を争う場になる。

順位 アーノルドUSAで得られるもの(フィジーク系4部門)
1位 2027年オリンピアの自動出場権
2位 14ポイント
3位 11ポイント
4位 9ポイント
5位 7ポイント

KINNIKU TIMESの予想:男子オープンは三つどもえ

以下は編集部の予想であり、確定情報ではない。男子オープンの優勝争いは、ウォーカー、ジャックド、チョーパンの三つどもえになるとみる。根拠は2026年の実績だ。ジャックドは3月のアーノルドでウォーカーとチョーパンを破ったが、9月のオリンピアではウォーカーが頂点に立ち、ジャックドは4位に後退した。半年でここまで順位が入れ替わる以上、3月の仕上がり次第でどちらにも転ぶ。オリンピアに出られなかったチョーパンは、調整の時間を長く取れる点が有利に働く可能性がある。ダウダが出場すれば、さらに混戦になる。

クラシックフィジークは、表明が報じられた2人に限れば、アーノルドで2勝しているフィッサーズと、2023年王者のディーノの一騎打ちが軸になると予想する。オリンピア王者ダーウェンや2位ソマーフェルトの去就が、勢力図を大きく左右する。

アーノルド・クラシック2027のチケットを公式で見る

よくある質問

アーノルド・クラシック2027の出場選手は発表されていますか

公式サイトに出場選手の一覧はまだない。主催者が公式Instagramで出場確定を告知したのは、前回王者アンドリュー・ジャックドのみである(10月21日時点)。

ニック・ウォーカーは出場しますか

ウォーカーはポッドキャストで出場の意向を語ったと米専門メディアが報じている。主催者による確定の告知は10月21日時点で確認できない。

サムソン・ダウダは出場しますか

本人の表明は確認できていない。審査員長のワインバーガー氏が出場を見込んでいると語ったとの報道がある段階である。

2027年の優勝賞金はいくらですか

公式で未発表である。2026年大会の男子オープン優勝賞金は75万ドルと報じられた。

アーノルドで優勝するとオリンピアに出られますか

IFBBプロリーグの2027年の規定では、アーノルド・クラシックUSAの優勝者はオリンピアの出場権を得る。フィジーク系4部門は自動出場権、男子オープンはオープン大会の優勝者として出場資格を得る。

KINNIKU TIMESの視点

2027年のアーノルドは、オリンピアの半年後に主要選手が再び集まる「答え合わせ」の大会になりそうだ。とくに男子オープンは、3月と9月で王者が入れ替わった2026年の流れを受け、どちらの結果が実力を映していたのかを確かめる場になる。日本の読者にとっては、決勝が日本時間3月7日(日)の午前にあたり、週末に観やすい点も魅力である。日本時間の詳しい時刻はアーノルド・クラシック2027の日程と日本時間の記事にまとめた。

一方で、この時期の出場表明は変わりうる。怪我、ビザ、契約などで出場を取りやめる例は珍しくない。本記事は、主催者の告知と本人・関係者の発言の報道を区別して載せた。観戦の予定を立てる際は、公式サイトの発表を基準にしてほしい。各選手の経歴はニック・ウォーカーのプロフィール、アンドリュー・ジャックドのプロフィール、ハディ・チョーパンのプロフィール、ラモン・ディーノのプロフィールで読める。2026年大会の全結果はアーノルド・クラシック2026の結果、オリンピアの結果は2026ミスター・オリンピアの結果を参照してほしい。そのほかの選手は選手名鑑で調べられる。

出典

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