2026アーノルド・クラシック結果 アンドリュー・ジャックドが史上最高額75万ドルの頂点に
2026年3月に米オハイオ州コロンバスで開かれたアーノルド・クラシックで、アンドリュー・ジャックドがオープン部門を制した。優勝賞金75万ドルはボディビル史上最高額と報じられている。各部門の結果を振り返る。
2026年のアーノルド・クラシックは、アンドリュー・ジャックド(Andrew Jacked)がオープン部門で初優勝し、ボディビル史上最高額とされる優勝賞金75万ドルを手にした。大会は3月5日から8日にかけて米オハイオ州コロンバスで行われた、第38回アーノルド・スポーツ・フェスティバルの目玉競技である。前年3位からの躍進で、オリンピアに次ぐ格式を持つ大会の頂点に立った。
オープン部門の順位
| 順位 | 選手 | 備考 |
|---|---|---|
| 1位 | アンドリュー・ジャックド | 賞金75万ドル、ベストポーザー賞 |
| 2位 | ニック・ウォーカー(Nick Walker) | モストマスキュラー賞 |
| 3位 | ハディ・チューパン(Hadi Choopan) | 2022年オリンピア王者 |
| 4位 | マーティン・フィッツウォーター(Martin Fitzwater) | |
| 5位 | ブランドン・カリー(Brandon Curry) | 2019年オリンピア王者 |
ジャックドはベストポーザー賞の1万ドルも獲得した。報道によれば、決め手となったのは背中の広がりで、特に背面のポーズで優位に立ったとされる。2025年大会の王者の賞金が60万ドルだったオリンピアを上回る額であり、賞金面でも歴史的な大会となった。
異色の経歴を持つ新王者
ジャックドはナイジェリア出身の41歳。本名はチネドゥ・アンドリュー・オビエケア(Chinedu Andrew Obiekea)である。工学を学んで技術者や軍の将校として働いた後、キックボクサーを経てボディビルに転向した。2022年にアーノルド・クラシックのアマチュア部門で優勝してIFBBプロカードを獲得すると、オリンピアでは2023年と2024年に5位、2025年に3位と着実に順位を上げてきた。プロ転向から数年で世界の頂点級の大会を制した歩みは、遅咲きの選手にとって大きな励みとなるだろう。
その他の部門の優勝者
クラシックフィジークはオランダのウェスリー・フィッサーズ(Wesley Vissers)が制し、2位はブラジルのマテウス・メネガテ(Matheus Menegate)、3位はイタリアのアンドレア・マンモリ(Andrea Mammoli)だった。メンズフィジークは3度のオリンピア王者ブランドン・ヘンドリクソン(Brandon Hendrickson)が優勝。ビキニはエイミー・デルガド(Aimee Delgado)が、2024年オリンピア女王のローラリー・シャパドス(Lauralie Chapados)らを抑えて頂点に立った。フィットネスはミシェル・フレドゥア=メンサー(Michelle Fredua-Mensah)、ウェルネスはブラジルのラヤニ・フォガル(Rayane Fogal)、車いす部門はジェームズ・バーガー(James Berger)がそれぞれ制した。
KINNIKU TIMESの視点
今回の結果で注目したいのは、ジャックドが毎年確実に順位を上げてきた点である。派手な番狂わせではなく、弱点を一つずつ埋めて積み上げた勝利と言える。2位のウォーカー、3位のチューパンという実力者を背中で上回った事実は、オープン部門の勢力図に新たな軸が加わったことを示している。一方、クラシックフィジークのフィッサーズやメンズフィジークのヘンドリクソンは、この勝利を足掛かりに秋のオリンピアでも上位候補に名を連ねる。春のアーノルドは、その年のオリンピアを占う試金石として改めて存在感を示した。
出典:Fitness Volt「2026 Arnold Classic Results For All Divisions」/Men's Journal「Who Won the Arnold Classic? 2026 Men's Open Results」(2026年3月9日)/Wikipedia「Andrew Jacked」