ハディ・チョーパンとは オリンピア7年連続トップ4、イラン人初の王者
ハディ・チョーパンは2022年のミスター・オリンピアでイラン人として初めて優勝した身長170cmのボディビルダーで、2019〜2025年の7年連続ですべてトップ4に入った。2023年からは3年連続2位で、2026年大会はビザ手続きの問題で欠場している。
ハディ・チョーパン(Hadi Choopan)は、2022年のミスター・オリンピアでイラン人として初めて優勝したボディビルダーである。2019年のオリンピア初出場から2025年まで7年連続で出場し、すべて4位以内に入った。2026年大会(9月24〜27日、米ラスベガス)は渡航手続きの問題で欠場を表明しており、2019年以降で初めてオリンピアに出場しない年となった。
ハディ・チョーパンはどんな選手?
チョーパンは1987年9月26日、イラン南部ファールス州の生まれ。身長は170cmで、「ペルシャの狼(The Persian Wolf)」の愛称で知られる。経済的に苦しい家庭で育ち、行商や建設作業に従事した経験を持つ。2002年にコーチのジャムシード・オウジ(Jamshid Owji)氏のもとでトレーニングを始めた。
アマチュア時代は世界選手権で2013年から3年連続優勝し、2017年にIFBBプロの資格を得た。プロ転向後は2018年のポルトガル・プロ(212級)、2019年のバンクーバー・プロ(オープン)で優勝し、同年オリンピア初出場を果たした。
オリンピアの成績は?7年連続トップ4
| 年 | チョーパンの順位 | その年の優勝者 |
|---|---|---|
| 2019年 | 3位 | ブランドン・カリー |
| 2020年 | 4位 | ビッグ・ラミー |
| 2021年 | 3位 | ビッグ・ラミー |
| 2022年 | 優勝 | ハディ・チョーパン |
| 2023年 | 2位 | デレク・ランスフォード |
| 2024年 | 2位 | サムソン・ダウダ |
| 2025年 | 2位 | デレク・ランスフォード |
7回の出場で3位以内は6回。2023年以降は3年連続で2位にとどまり、王座奪還をあと一歩で逃し続けている。オリンピア以外では、2024年のアーノルド・クラシックで優勝、2026年の同大会では3位だった。
2022年の優勝はどんな大会だった?
2022年のオリンピアは12月15〜18日にラスベガスで開かれた。チョーパンは前年まで2連覇していたビッグ・ラミー(本名マムドゥ・エルスビアイ)を5位に抑え、2位のデレク・ランスフォード(Derek Lunsford)、3位のニック・ウォーカー(Nick Walker)を退けて頂点に立った。優勝賞金は40万ドルだった。ビッグ・ラミーの歩みはこちらの記事で紹介している。
2026年のオリンピアを欠場した理由は?
チョーパンは2026年8月、自身のInstagramで「重い気持ちで、2026年ミスター・オリンピアからの撤退を決めた」と発表した。米専門メディアによると、米国ビザの面接を受けるために必要なアラブ首長国連邦(UAE)への渡航ができなくなり、本人は「期限内にビザ手続きを終える現実的な方法が見えない」と説明している。2026年大会の男子オープン級の展望はこちらの記事にまとめている。
よくある質問
ハディ・チョーパンのオリンピア優勝回数は?
2022年の1回である。2019年から2025年まで7年連続で出場し、すべて4位以内に入っている。
チョーパンの身長は?
170cmである。「ペルシャの狼」の愛称で知られる。
2026年のオリンピアには出場する?
出場しない。ビザ手続きの問題を理由に、8月に欠場を表明している。
KINNIKU TIMESの視点
身長170cmでオープン級の頂点に立ったチョーパンの経歴は、体格で勝る相手にも仕上がりで勝負できることを示した。初出場から7年間、一度も4位より下に落ちなかった安定感は、毎年の仕上がりを大きく崩さない調整力の証しといえる。一般のトレーニーにとっても、一時的な伸びより「毎年少しずつ積み上げる」継続の価値を考えさせられる存在だ。2026年大会の結果とあわせ、今後の復帰の動向にも注目したい。
出典:Wikipedia「Hadi Choopan」(2026年9月24日閲覧)/Fitness Volt 選手データ(2026年9月24日閲覧)/Wikipedia「2022 Mr. Olympia」/Wikipedia「Mr. Olympia」/Fitness Volt(2026年8月26日)/Generation Iron(2026年8月26日)