オリンピア初出場で優勝は第1回の1人だけ 2026年は新人4人がオープンに挑む
ミスター・オリンピアで初出場のまま優勝したのは、1965年の第1回大会のラリー・スコットだけで、最短は2度目の挑戦での優勝である。2026年大会のメンズオープンには初出場の4人が登録しており、歴史の壁に挑む。
ミスター・オリンピアで初出場のまま優勝したのは、全員が初出場だった1965年の第1回大会のラリー・スコット(Larry Scott)だけである。9月24日から27日まで米ネバダ州ラスベガスで開かれている2026年大会のメンズオープンには、この「初出場の壁」に挑む新人4人が名を連ねる。米フィットネスメディアのFitness Voltが9月24日、歴代王者のデビュー成績を振り返る分析記事を掲載した。
2026年オリンピアの新人4人は誰?
IFBBプロリーグ公式サイトの出場者リストでは、2026年のメンズオープンには22人が登録されている。Fitness Voltによると、このうちオリンピア初出場は次の4人である。
| 選手 | 国 | 出場権を得た大会 |
|---|---|---|
| レアンドロ・センシーニ・ペレス(Leandro Sencini Peres) | ブラジル | アーノルド・クラシック・南米(2026年4月) |
| クイントン・エリヤ(Quinton Eriya) | カナダ | トロント・プロ・スーパーショー(2026年6月) |
| セルゲイ・ダニロフ(Sergey Danilov) | ロシア | フランス・プロ(2025年9月) |
| エドワード・カーグボ(Edward Kargbo) | アラブ首長国連邦 | FLEXウィークエンド・イタリア・プロ(2026年6月) |
出場者全体の顔ぶれと優勝争いの構図は2026オリンピア・オープン展望で紹介している。
初出場で優勝した選手はいるのか?
Fitness Voltは、1965年の第1回大会は出場者全員が初出場だったため「ほとんど数に入らない」とし、それ以降に初出場でサンドー像(優勝トロフィー)を手にした選手はいないと指摘している。最短は「2度目の挑戦での優勝」で、同メディアはセルヒオ・オリバ(Sergio Oliva)、アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)、リー・ヘイニー(Lee Haney)、ドリアン・イエーツ(Dorian Yates)、デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)の5人を挙げる。
| 王者 | 前年の成績 | 初優勝 |
|---|---|---|
| セルヒオ・オリバ | 1966年に出場(優勝はスコット) | 1967年 |
| アーノルド・シュワルツェネッガー | 1969年 2位 | 1970年 |
| リー・ヘイニー | 1983年 3位 | 1984年 |
| ドリアン・イエーツ | 1991年 2位(初出場) | 1992年 |
| デレク・ランスフォード | 2022年 2位 | 2023年 |
歴代王者の一覧はミスター・オリンピア歴代優勝者の記事にまとめている。
デビュー戦の順位は将来を占うのか?
Fitness Voltは、2022年以降の王者は全員が初出場で6位以内に入っていたと分析する。2022年王者のハディ・チョーパン(Hadi Choopan)は2019年に3位、2024年王者のサムソン・ダウダ(Samson Dauda)は2022年に6位だった。一方で、下位から頂点に立った例もある。8連覇のロニー・コールマン(Ronnie Coleman)は1992年に16位、1997年にも9位だったが、翌1998年に初優勝した。デビュー戦の順位は目安にはなるが、それだけで将来は決まらない。
よくある質問
ミスター・オリンピアに初出場で優勝した選手は?
第1回の1965年大会を制したラリー・スコットだけである。それ以降、初出場で優勝した選手はいない。
2026年のメンズオープン決勝はいつ?
現地時間9月26日に予定されている。日本時間の視聴方法は配信スケジュールの記事にまとめている。
KINNIKU TIMESの視点
世界の頂点に立つ選手でも、初めての大舞台で勝ち切るのは難しい。ヘイニーやイエーツのように上位に入った翌年に修正して頂点に立つ流れは、一般の大会に挑む人にも参考になる。初めての大会は結果よりも、減量のペースや当日の仕上がり、ポージングを確認する場と捉え、次の大会で修正点を生かすほうが伸びにつながる。新人4人の順位は、大会後にあらためて速報で伝える。
出典:Fitness Volt「2026 Mr. Olympia Debutants and What History Says」(2026年9月24日)/IFBB Pro League「2026 Olympia Competitors」/Mr. Olympia公式サイト/Mr. Olympia(Wikipedia)/Ronnie Coleman(Wikipedia)