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刺激対疲労比(SFR)とは?効率のよい種目の選び方を数字で

【26%の差】刺激対疲労比(SFR)とは?効率のよい種目の選び方を数字で

「どの種目が一番効くのか」より、「同じ成果なら、どの種目が一番疲れにくいか」を考えたことはありますか。刺激対疲労比(SFR)の考え方と、数字での選び方を整理します。

刺激対疲労比(SFR)とは、筋肉への刺激に対して疲労がどれだけ小さいかを見る考え方で、同じ刺激なら疲労の小さい種目が効率的です。

  • SFRは研究で測られる標準の数値ではなく、種目選びの考え方
  • 筋肥大は、器具や片側・両側の違いで差が出ないことが多い
  • 同じ総負荷量でも、追い込み方で疲労は大きく変わる
  • 総負荷量÷きつさ(RPE)で、自分の種目を比べられる

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きつさ1ポイントあたりの総負荷量(経験者6人の試験から計算)

限界の手前
1,820kg
限界まで
1,440kg
出典・作図: FITPEAK × Souhuka(Vieira他 2026 の数字を、総負荷量÷セッションRPEで計算した編集部の簡易指標)

この記事でわかること

  • 刺激対疲労比(SFR)の意味と、限界
  • 総負荷量÷きつさで、種目やメニューを比べる計算
  • 器具・片側と両側・種目の違いに関する研究結果
  • 自分のSFRを記録で確かめる手順

刺激対疲労比(SFR)とは、何を比べる考え方か

刺激対疲労比は、「筋肥大の刺激」を「疲労の大きさ」で割って考える見方です。同じ刺激が得られるなら、疲労が小さい種目ほど回復しやすく、続けやすくなります。

注意してほしいのは、SFRが研究で測られる標準の数値ではないことです。筋トレの現場で使われる考え方で、公式の計算式や基準値は確認できませんでした。この記事の計算は、編集部が考えた簡易指標です。

見方 内容
刺激 総負荷量、またはその伸び
疲労 きつさ(RPE)、前回を下回る種目数
SFR 刺激 ÷ 疲労(高いほど効率的)

考え方の土台には、実際の研究があります。次の章で、数字を使って確かめます。

総負荷量÷きつさで比べると、約26%の差が出た

2026年の試験を使います。経験者の男性6人が、同じ6種目を2つの条件で行いました。限界の手前で止める条件と、毎セット限界まで行う条件です。

条件 総負荷量 きつさ(0〜10)
限界の手前 14,558kg 8.00
限界まで 14,158kg 9.83

総負荷量をきつさで割ります。手前は14,558÷8.00=約1,820kg、限界までは14,158÷9.83=約1,440kgです。

1,820÷1,440=約1.26なので、手前のほうが約26%効率的な計算です。総負荷量は手前のほうが400kg多く、きつさは1.83ポイント低い結果でした。

ただし限界があります。参加者は6人で、男性のみ、1回のトレーニング後の短期的な反応です。筋肥大の差を比べた試験ではないため、26%は効率を考える例として見てください。

器具や片側・両側で、筋肥大は変わるのか

種目選びで迷いやすい3つの比較を、研究の結果で並べます。いずれも筋肥大は同程度でした。

比較 研究 筋肥大
フリーウエイトとマシン 13研究・1,016人 差なし
片側と両側 24研究 差なし
ヒップスラストとスクワット 34人・9週 臀筋は同等

つまり筋肥大だけを見るなら、続けやすく疲れの小さい種目を選べます。詳しくはフリーウエイトとマシンの比較の解説と片側と両側の比較の解説が参考になります。

ただし例外があります。ヒップスラストとスクワットの試験では、太ももの前側が3.6平方センチ、内側が2.5平方センチ、スクワット群で大きく増えました。臀筋だけが目的か、脚全体も育てたいかで、選ぶ種目が変わります。詳しくはヒップスラストとスクワットの比較の解説をどうぞ。

また、筋力は「練習した動き」で伸びます。ベンチプレスの記録を伸ばしたいなら、その種目を外すと遠回りになります。

自分の刺激対疲労比を記録で確かめる手順

  1. 種目ごとに、総負荷量と終了後のきつさ(0〜10)を記録する
  2. 総負荷量÷きつさを計算し、種目やメニューで比べる
  3. 前回を下回る種目が増えた種目は、量か種目を見直す

Souhukaでは、総負荷量の自動計算と部位別グラフ、記録画面の前回比を使えます。きつさは自分でメモする運用になります。疲れが抜けない週の見方は筋疲労とボリュームの管理の解説にまとめています。

計算の基本は総負荷量の完全ガイドで確認できます。登録なしで総負荷量を計算することもできます。

この方法が向かない人もいます。きつさの採点がぶれやすい初心者は、まずフォームを優先してください。数字を追うほど不安が強まる人は、月に1回だけ見る運用にしましょう。痛みがある種目は、効率に関係なく中止し、医師や理学療法士に相談してください。

よくある質問

刺激対疲労比(SFR)とは何ですか

筋肉への刺激に対して、疲労がどれだけ小さいかを見る考え方です。研究で測る標準の数値ではなく、種目選びの目安として使われます。

SFRの高い種目はどう選べばよいですか

同じ部位に効く種目の中から、疲れが小さく、続けやすいものを選びます。総負荷量÷きつさで、自分の記録から比べられます。

マシンのほうが疲れにくいですか

13研究のメタ分析では、筋肥大に差はありませんでした。疲労の大きさを比べた結果ではないため、疲れにくいとは言えません。

SFRが低い種目はやめるべきですか

やめるとは限りません。筋力を伸ばしたい種目や、その部位に他の選択肢がない種目は、続ける価値があります。

まとめ

  • 刺激対疲労比は、種目選びの考え方で、標準の数値ではありません
  • 経験者6人の数字では、総負荷量÷きつさが限界の手前で約26%高くなりました
  • 筋肥大は、器具や片側・両側の違いで差が出にくい傾向です
  • 自分の記録で、総負荷量÷きつさを比べて選びます

記録を始めると、前回の重量と回数が記録画面に出ます。超える数字がひと目でわかります。

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出典

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