【国のガイドで解説】60代からのパーソナルジム|始め方と選び方
「60代からパーソナルジムに通うのは遅すぎる?」と迷っていませんか。この記事では、国のガイドと研究をもとに、60代からの始め方、ジム選びで確かめること、無理なく続けるコツをまとめました。
結論:パーソナルジムは60代からでも始められ、国のガイドも高齢の人に筋力トレーニングを週2〜3日すすめています。
- ガイドは「筋肉は年齢に関係なく鍛えることができます」としています
- 持病や関節の状態を聞き取ってくれるか、転倒に配慮してくれるかを確かめましょう
- 無理なく通える頻度と料金かも、契約前に確認します
- 持病がある人や薬を飲んでいる人は、始める前に医師に相談してください
50歳以上の筋力トレーニングで筋力は何%増えた?(研究のまとめ)
この記事でわかること
- 国のガイドがすすめる、高齢の人の運動の目安
- 50歳以上の筋トレ研究でわかった筋力の伸び
- 60代がパーソナルジムを使うメリットと注意点
- 始める前の準備と、体験で確かめる6つのこと
- 週1回通う人の続け方と、無理をしないためのポイント
60代からでも筋トレの意味はある?国のガイドと研究
厚生労働省の運動ガイド2023は、高齢の人に次のような運動をすすめています(厚生労働省, 2023)。
| ガイドのすすめ(高齢者) | 内容 |
|---|---|
| 身体活動 | 歩行かそれ以上の強さの活動を1日40分以上(1日約6,000歩以上に相当) |
| 多要素な運動 | 筋力・バランス・柔軟性などを組み合わせた運動を週3日以上 |
| 筋力トレーニング | 週2〜3日(多要素な運動に含めてもよい) |
| 座りすぎ | 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように |
| 安全 | 身体機能が低下している人は、転倒などに注意して安全に配慮する |
なお、ガイドは個人差が大きいことから、特定の年齢で区切ることは適当でないとしています。自分の体の状態に合わせて取り組むことが大切です。
ガイドは「筋肉は年齢に関係なく鍛えることができます」としています。高齢の人は筋力が低下しやすいため、筋力の維持・向上に努めるよう書いています。
50歳以上を対象にした47件の研究(合計1,079人)のまとめもあります(Petersonら, 2010)。
- 脚・胸・背中の筋力テストの結果は、平均で24〜33%ほど上がった
- 強めの負荷ほど、伸びが大きい傾向があった
- ただし、研究ごとの差は大きいとされている
60代がパーソナルジムを使うメリットと注意点
パーソナルジムは、体に合わせて内容を決めてもらえる点が強みです。一方で、料金や契約には注意が必要です。
| メリット | 注意したい点 |
|---|---|
| 持病や関節の状態に合わせて種目と重さを選んでもらえる | 料金は一般のジムより高くなりやすい |
| フォームを近くで見てもらえ、けがを防ぎやすい | トレーナーによって高齢者の指導経験に差がある |
| 転びやすい種目では補助を受けられる | 長期のコース契約を勧められることがある |
| 予約があるので運動の習慣がつきやすい | 体調が悪い日に無理をしやすい(予約を守ろうとして) |
パーソナルトレーニングの契約トラブルの相談は増えています(国民生活センター, 2026年)。体験後にその場で高額なコースを契約してしまう事例などが紹介されています。国民生活センターは、契約条件をよく確かめるよう呼びかけています。
家族と一緒に説明を聞く、いったん持ち帰って考えるなど、落ち着いて判断できる形をとりましょう。料金は、FITPEAK|ジムナビで入会金込みの総額と1回あたりを比べてから決めると安心です。
60代のパーソナルジムの始め方と、体験で確かめること
始める前の準備は、次の3ステップです。
- 医師に相談する:高血圧・糖尿病・心臓の病気・骨粗しょう症・ひざや腰の痛みなどがある人、薬を飲んでいる人が対象です。運動を始めてよいか、避けたほうがよい動きがあるかを確かめます。
- 目的をはっきりさせる:「階段を楽に上りたい」「転びにくくなりたい」など、生活の場面で考えます。トレーナーにも伝わりやすくなります。
- 体験で確かめる:次の表のような点を、体験やカウンセリングで聞いてみましょう。
| 確かめること | 聞き方の例 |
|---|---|
| 体の聞き取り | 「持病や飲んでいる薬について、どこまで聞いてもらえますか」 |
| 高齢者の指導経験 | 「60代以上の方を担当したことはありますか」 |
| 当日の体調確認 | 「血圧や体調を毎回確認してもらえますか」 |
| 転倒への配慮 | 「バランスの種目では、どのように補助してもらえますか」 |
| 通いやすさ | 「予約の取りやすい時間帯と、休会や回数の変更ができるかを教えてください」 |
| 契約の条件 | 「途中でやめる場合、返金や解約料はどうなりますか」 |
施設の使いやすさも見ておくと安心です。完全個室か、マンツーマンの時間がどのくらいか、更衣室やトイレまでの段差などを確かめましょう。
パーソナルジムの比べ方は、パーソナルジムのおすすめにまとめています。
60代が無理なくパーソナルジムを続けるためのポイント
続けるために大切なのは、体調に合わせて休む判断と、ジム以外の日の過ごし方です。
- 運動前の体調確認:ガイドは運動前の確認項目を示しています。足腰の痛みが強い、熱がある、めまいがするなどの日は、無理に運動をせず休みましょう。
- 運動中の異変はすぐ伝える:胸の痛み、動悸、めまいやふらつき、関節や筋肉の強い痛みを感じたら、ただちに中止します。
- ジム以外の日も体を動かす:パーソナルジムが週1回でも、歩く・家事をするなど、日々の活動を合わせて考えます。
- 少しずつ負荷を上げる:最初は軽い重さで動き方を覚え、慣れてから重さや回数を少しずつ増やしてもらいます。
FITPEAK編集部では、ジムに週1回通う人に「ジム1回+自宅1回」の組み方をすすめています。ガイドの筋トレ週2日にそろえるためです。
| 通い方 | 筋トレの日数 | ガイドの週2〜3日との関係 |
|---|---|---|
| ジム週1回だけ | 週1日 | 1日足りない |
| ジム週1回+自宅で教わった運動を週1回 | 週2日 | 目安に届く |
| ジム週2回 | 週2日 | 目安に届く |
自宅で行う運動は、トレーナーに「家でやってよい種目」を決めてもらいましょう。自宅でのフォームは、自重トレ大全の3Dで動きを確かめられます。
週何回通うかは体力や目的で変わります。頻度の考え方はパーソナルジムの頻度は週1と週2どっち?も参考にしてください。
よくある質問
運動経験がまったくなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。パーソナルジムは一人ひとりに合わせて内容を決めるため、運動経験がない人でも始めやすい形です。最初は動き方を覚えることから始め、少しずつ負荷を上げていきます。
ひざや腰が痛くても通えますか?
痛みの原因や程度によります。まず医師に相談し、行ってよい運動を確かめてから、トレーナーに伝えて内容を調整してもらいましょう。痛みが強いときは無理をしないでください。
週1回でも意味はありますか?
意味はありますが、ほかの日の活動と合わせて考えましょう。ガイドは筋力トレーニングを週2〜3日すすめています。ジムが週1回なら、教わった運動を自宅でもう1回行うと目安に届きます。
60代と40代・50代で選び方は違いますか?
基本の選び方は同じです。ただし60代以降は、転倒への配慮や持病の聞き取り、体調確認の丁寧さがより大切になります。40代・50代の選び方は40代・50代からのパーソナルジムにまとめています。
まとめ
- パーソナルジムは60代からでも始められ、国のガイドも筋トレを週2〜3日すすめています
- 50歳以上の研究のまとめでは、筋力テストの結果が平均で24〜33%ほど上がりました
- 持病の聞き取り・転倒への配慮・体調確認があるかを、体験で確かめましょう
- ジムが週1回なら、自宅で週1回足すとガイドの目安に届きます
- 持病がある人や薬を飲んでいる人は、始める前に医師に相談してください
通いやすいジムを比べたい人は、パーソナルジムのおすすめで料金とサポート内容を比べています。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月確認)
- Peterson MD, et al. Resistance exercise for muscular strength in older adults: a meta-analysis. Ageing Res Rev. 2010(2026年10月確認)
- 国民生活センター「パーソナルトレーニングに関する契約トラブル」(2026年10月7日公表、2026年10月確認)
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