【成分表で比較】ダイエット中の油揚げは太る?油抜きと豆腐との差
「油揚げは揚げ物だから、ダイエット中は太りそう」と迷っていませんか。この記事では、油揚げのカロリーと栄養を豆腐や生揚げと比べ、油抜きの効果と量の決め方をまとめました。
結論:油揚げはダイエット中も食べてかまいませんが、脂質が多く高エネルギーなので、量を決めて少しずつ使いましょう。
- 油揚げ(生)は100gあたり377kcal・たんぱく質23.4g・脂質34.4gです
- エネルギーは木綿豆腐(73kcal)の約5倍あります
- 油抜きをした状態の数字は100gあたり266kcalですが、水分が増えた影響も含まれます
- たんぱく質の中心はほかの食品にして、油揚げは風味づけに使うのが基本です
大豆製品のエネルギー(可食部100gあたり)
この記事でわかること
- 油揚げの栄養を、豆腐・生揚げと100gあたりで比べた結果
- たんぱく質1gあたりのエネルギーで見た、大豆製品の選び分け
- 油抜きで数字がどう変わるか、表の正しい読み方
- ダイエット中の量の決め方と使い方
- 食べるときに注意したい人
油揚げの栄養を豆腐と比べる(可食部100gあたり)
油揚げは、豆腐を薄く切って油で揚げたものです。文部科学省の食品成分データベースで、ほかの大豆製品と比べると次のとおりです。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | カルシウム |
|---|---|---|---|---|
| 油揚げ(生) | 377kcal | 23.4g | 34.4g | 310mg |
| 生揚げ | 143kcal | 10.7g | 11.3g | 240mg |
| 木綿豆腐 | 73kcal | 7.0g | 4.9g | 93mg |
| 絹ごし豆腐 | 56kcal | 5.3g | 3.5g | 75mg |
出典:文部科学省 食品成分データベース(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)
油揚げは水分が39.9gと少なく、揚げてあります。そのため同じ100gでは、豆腐よりたんぱく質も脂質も多くなります。
脂質が多いぶん、エネルギーも高めです。ダイエット中は「たんぱく質がとれるから」と、量を増やしすぎないよう注意しましょう。
一方で、油揚げ(生)は100gあたりカルシウム310mg、鉄3.2mg、マグネシウム150mgを含みます。炭水化物は0.4gとごくわずかです。
「主に何をとる食品か」で見ると、たんぱく質と脂質の両方が多い食品です。木綿豆腐と比べると、100gあたりのたんぱく質は約3倍、脂質は約7倍になります。
大豆製品の選び分け:たんぱく質1gあたりのエネルギー
FITPEAKでは、上の表の値から「たんぱく質1gをとるのに何kcalかかるか」を計算しました。数字が小さいほど、エネルギーを抑えてたんぱく質をとれます。
| 食品 | 計算式(100gあたり) | たんぱく質1gあたり |
|---|---|---|
| 木綿豆腐 | 73kcal÷7.0g | 約10kcal |
| 絹ごし豆腐 | 56kcal÷5.3g | 約11kcal |
| 生揚げ | 143kcal÷10.7g | 約13kcal |
| 油揚げ(油抜き・生) | 266kcal÷18.2g | 約15kcal |
| 油揚げ(生) | 377kcal÷23.4g | 約16kcal |
この数字をもとにした、FITPEAK編集部の使い分けは次のとおりです。
- たんぱく質をしっかりとりたい主菜:木綿豆腐や絹ごし豆腐を中心にする
- 食べごたえがほしいおかず:生揚げを、量を決めて使う
- みそ汁や煮物の風味づけ:油揚げを少しだけ使う
肉・魚・卵などとも比べたい人は、タンパク質1gあたり食品コスパランキングで価格の面からも確かめられます。同じ大豆製品の納豆については、ダイエット中の納豆の食べ方で解説しました。
油揚げの油抜きでカロリーはどれくらい変わる?
成分表には、油揚げを油抜きした状態の数字も載っています。
| 油揚げ(100gあたり) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 水分 |
|---|---|---|---|---|
| 生 | 377kcal | 23.4g | 34.4g | 39.9g |
| 油抜き・生 | 266kcal | 18.2g | 23.4g | 56.9g |
| 油抜き・ゆで | 164kcal | 12.4g | 13.8g | 72.6g |
| 油抜き・焼き | 361kcal | 24.9g | 32.2g | 40.2g |
この表は、読み方に注意が必要です。油抜きやゆでた後は、水分が増えています。100gあたりの数字が下がるのは、油が減った分に加えて、水分が増えた分も含まれるためです。
逆に「油抜き・焼き」は水分が減るため、100gあたりでは高い数字になります。1枚の油揚げから実際にどれだけ脂質が減るかは、この表だけでは正確にはわかりません。
油抜きは「いくらか減らせる工夫」と考え、使う量を決めることを優先しましょう。
ダイエット中の油揚げの上手な使い方
ポイントは「量を先に決めること」と「たんぱく質の中心をほかの食品にすること」です。
- 量を決める:油揚げ(生)20gは約75kcal・たんぱく質4.7g・脂質6.9gです。100gあたりの値から、FITPEAKが計算しました。みそ汁や煮物に少し入れる程度なら、取り入れやすい量です。
- たんぱく質源の中心は別の食品に:主菜は、豆腐や魚、鶏肉などエネルギーの低い食品を中心にしましょう。油揚げは風味づけとして使うと、バランスがとりやすくなります。
- 調理で油を足さない:油揚げ自体に油が含まれています。炒め物にするときは、追加の油を控えめにしましょう。
- 甘い味つけに注意:いなりずしや甘辛い煮物は、砂糖やご飯のエネルギーも加わります。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、脂質の目標量は1日のエネルギーの20〜30%とされています。たんぱく質の推奨量は、18〜64歳の男性で1日65g、女性で50gです(策定のポイント)。
1日に必要なエネルギーは人によって違います。TDEE・PFC計算ツールで自分の目安を出してから、油揚げを使う量を決めると安心です。食事指導のあるジムの料金は、ダイエット目的のパーソナルジムと食事指導で比べています。
油揚げを食べるときに注意したい人
- 大豆アレルギーがある人は食べないでください。
- 腎臓の病気などで、たんぱく質やリンなどの食事制限を受けている人は、医師や管理栄養士に相談してください。
- 脂質異常症などで脂質の制限を指示されている人は、量について医師に相談しましょう。
よくある質問
油揚げはダイエットの敵ですか?
敵というわけではありません。100gあたりのエネルギーは高いものの、1回に使う量は少ないことが多く、たんぱく質やカルシウムもとれます。量を決めて、ほかの大豆製品や野菜と組み合わせれば、ダイエット中でも取り入れられます。
油抜きは本当に意味がありますか?
いくらか脂質を減らせる工夫ですが、どれだけ減るかは正確にはわかりません。成分表では、油抜き後の100gあたりの脂質は生の34.4gから23.4gになっています。ただし水分が増えた影響も含まれるため、量を決めることを優先しましょう。
油揚げと厚揚げ(生揚げ)はどちらがダイエット向きですか?
100gあたりでは、生揚げのほうが低い数字です。生揚げは143kcal・脂質11.3g、油揚げは377kcal・脂質34.4gです。ただし生揚げは1回に使う量が多くなりがちなので、どちらも量で考えましょう。
夜に油揚げを食べると太りますか?
食べる時間帯よりも、1日の合計のエネルギーと内容が大切です。夜に食べる場合も、量を決めて、主食やほかのおかずとのバランスを見ましょう。
まとめ
- 油揚げ(生)は100gあたり377kcal・脂質34.4gと、エネルギーが高い食品です
- たんぱく質1gあたりのエネルギーは、豆腐のほうが低くなります
- 油抜き後の数字には水分が増えた影響も含まれ、減る量は正確にはわかりません
- 使う量を先に決め、みそ汁や煮物の風味づけに少し使うのが基本です
- 大豆アレルギーや食事制限のある人は、医師や管理栄養士に相談してください
食事の組み立てを専門家に見てもらいたい人は、ダイエット向けパーソナルジムのおすすめで食事指導のあるジムを比べています。
出典
- 文部科学省「食品成分データベース」(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)の策定ポイント」
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
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