【準備版から】ピラティスチェアのマウンテンクライムのやり方と注意
ピラティスチェアのマウンテンクライムに挑戦したいけれど、「難しそう」「どこから練習すればいい?」と迷っていませんか。この記事では、準備版から完全版までの手順、よくある間違い、教わるスタジオの選び方をまとめました。
結論:マウンテンクライムは、片足をチェアの座面に、もう片足をペダルに置き、背中を丸めたままペダルを押す種目です。
- 完全版は中級〜上級の種目なので、ペダルを押すだけの準備版から始めます
- 解説例では、準備版は片側10回、完全版は片側32回(8回×4つの姿勢)です
- 上の脚に体重をあずけず、お尻や頭を上げないことがポイントです
- 膝・股関節・腰・肩に痛みがある人は、先に医師に相談してください
マウンテンクライムの流れ(解説例)
この記事でわかること
- ピラティスチェアとマウンテンクライムのしくみ
- 筋トレのマウンテンクライマーとの違い(3Dで確認)
- 準備版から完全版までの6ステップ
- よくある間違い5つと、痛みがある人の注意点
- 教わるスタジオの選び方と料金の目安
ピラティスチェアのマウンテンクライムとは?
ピラティスチェアは、箱のような座面と、スプリングのついたペダルを持つ器具です。ウンダチェア(Wunda Chair)とも呼ばれます。
Pilates Method Allianceによると、ジョセフ・ピラティスが考案した器具の一つです。
マウンテンクライムは、山を登るように片脚をチェアの上に乗せて行うことから名前がついた種目です。種類は解説によって違います。正面を向く「マウンテンクライム(アップ)」のほか、体の向きや動き方を変えた「ダウン」「サイド」などがあります。
| 項目 | 解説例 |
|---|---|
| レベル | 上級(Pilatesology)、中級〜上級(Online Pilates Classes)。準備版は初級 |
| スプリングの例 | 上の位置に1本+下の位置に1本 |
| 回数の例 | 準備版は片側10回。完全版は片側32回(8回×4つの姿勢) |
| ねらい(解説より) | ペダルを押す間、骨盤を安定させる。膝と股関節を伸ばしきる力と動き、下半身と体幹のコントロール |
| 注意(解説より) | 膝の不調がある人には向かない場合がある。準備版は膝・股関節・腰・肩の不調がある人には向かない場合がある |
スプリングの位置や重さは、チェアのメーカーや機種によって違います。実際の設定は、インストラクターの指示に従ってください。解説では、ペダルが「一緒に動いてくれる」と感じる重さがよいとされています。
筋トレのマウンテンクライマーとの違い
名前は似ていますが、筋トレのマウンテンクライマーは別の種目です。床で腕立て伏せの姿勢になり、脚を交互に胸へ引き寄せます。器具は使いません。
マウンテンクライマーの3Dアニメーション(3D種目図鑑で見る)
チェアがない日に自宅で体幹を動かしたい人は、マウンテンクライマーのやり方を参考にしてください。チェアのマウンテンクライムの代わりになるわけではない点に注意しましょう。
マウンテンクライムのやり方:準備版から完全版までの6ステップ
Online Pilates Classesの解説では、完全版の前に準備版から始めることがすすめられています。
- ペダルに乗る:両手をチェアに置き、両足をペダルへ乗せます。足の指のつけ根をペダルの奥のふちに合わせます。
- 片足をチェアに上げる:片足を座面の上、中央から少し横に置きます。上の脚はひざがおよそ90度になるのが目安です。
- 背中を丸める:背骨を前に丸め、指先を座面の上に置きます。胸が太ももにふれても、体重を太ももにあずけないようにします。
- ペダルを押す(準備版):ペダル側のひざを曲げた位置から、ペダルを上下に押します。上の脚と体の位置は変えません。お尻や頭が上がらないようにし、8〜10回から始めます。
- 完全版:慣れてきたら、4つの姿勢で8回ずつ押します。腕を前へ伸ばして丸めたまま8回、背骨を起こして8回、腕を伸ばしたまま8回、再び丸めて8回です。終わったら反対の脚も行います。
- 安全に降りる:両手を座面に置き、上の足をペダルに戻します。片足を床に下ろしてから、ペダルをゆっくり上げます。スプリングが閉じてから、もう片方の足を下ろします。
解説では、準備版で片側15回ほどできるようになったら完全版に進む目安が示されています。ただし、これは一つの指導者の目安です。進め方はインストラクターと相談しましょう。
マウンテンクライムのよくある間違い5つと注意点
間違いの多くは、体重のかけ方と姿勢のくずれです。表で直し方を確かめましょう。
| よくある間違い | 起こりやすいこと | 直し方 |
|---|---|---|
| 上の脚に体重をあずける | 体幹を使わず、ペダルを押すだけになる | 上の脚から体を少し浮かせるイメージをもつ |
| 押すたびにお尻が上がる | 骨盤が安定せず、ねらいとずれる | 回数を減らし、骨盤の高さを変えずに押す |
| 頭が上がる | 首に力が入り、背中の丸みがくずれる | 目線を下に保ち、背中の丸みを長く保つ |
| ペダルの上で足がずれる | ペダルから足が外れそうになる | 足の指のつけ根をペダルの奥のふちに合わせる |
| 降りるときにペダルから急に足を離す | ペダルが勢いよく戻る | 片足を床に下ろし、ペダルをゆっくり戻してから離れる |
- 膝・股関節・腰・肩に痛みがある人、持病がある人は、行う前に医師に相談してください。
- 妊娠中・産後の人は、医師の許可を得たうえで、インストラクターにそのことを伝えましょう。
- バランスをくずしやすい種目なので、最初はインストラクターがそばにいるレッスンで行いましょう。
- 途中で痛みやめまいが出たら、すぐに中止して安全にチェアから降りてください。
マウンテンクライムを教わるスタジオの選び方と料金の目安
ピラティスチェアは、リフォーマーに比べて置いているスタジオが少ない器具です。
マウンテンクライムは、片脚立ちに近い姿勢でスプリングを扱います。グループレッスンより、一人ひとりの位置や回数を見てくれるマンツーマンのほうが練習しやすい種目です。申し込む前に、次の4つを確かめましょう。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| チェアを置いているか | リフォーマーだけのスタジオも多い |
| マンツーマンか少人数か | 上級の種目は個別に見てもらうほうが安心 |
| 体験で使う器具 | 体験でチェアを使えるかは、スタジオによって違う |
| 体の不調への対応 | 膝や腰の不安を伝えたときに、代わりの種目を提案してくれるか |
グループとマンツーマンの料金の目安(FITPEAK調べ)
FITPEAKがマシンピラティスの公式料金を集計したところ、月4回の中央値はグループが14,495円でした。マンツーマンは37,300円です。
1回あたりに直すと、グループは14,495円÷4回=約3,624円です。マンツーマンは37,300円÷4回=9,325円です(ピラティスのグループとマンツーマンの違い)。
FITPEAK編集部では、次のように選び分けることをすすめています。
- チェアの種目をしっかり習いたい人:チェアを置いているマンツーマンのスタジオ
- 料金をおさえたい人:グループのリフォーマーで基本を覚え、チェアは回数を決めてマンツーマンで習う
- 膝や腰に不安がある人:準備版から、代わりの種目を提案してくれるスタジオで
よくある質問
マウンテンクライムは何に効きますか?
解説では、骨盤を安定させながら脚を動かすことや、下半身と体幹のコントロールがねらいとされています。ただし、この種目だけの効果を調べた研究は見当たらず、効果を言い切れる根拠はありません。
初心者でもできますか?
準備版からなら始められます。完全版は中級〜上級とされているので、準備版(姿勢を保ってペダルを押すだけ)をインストラクターと一緒に行いましょう。
筋トレの「マウンテンクライマー」とは違いますか?
名前は似ていますが別の種目です。筋トレのマウンテンクライマーは、床で腕立て伏せの姿勢から脚を交互に胸へ引き寄せる運動です。ピラティスチェアのマウンテンクライムは、チェアとペダルを使って行います。
ピラティスチェアは自宅に置けますか?
置けますが、まずはスタジオで教わってからにしましょう。家庭用のチェアも販売されていますが、スプリングの扱いに慣れが必要です。
マウンテンクライムで膝が痛くなったらどうすればいいですか?
すぐに中止してください。解説でも、膝の不調がある人には向かない場合があるとされています。痛みが続く場合は医師に相談しましょう。
まとめ
- マウンテンクライムは、背中を丸めたままペダルを押すチェアの種目です
- 完全版は中級〜上級なので、準備版の片側8〜10回から始めます
- 上の脚に体重をあずけず、お尻や頭を上げないように押します
- 降りるときは片足を床に下ろし、ペダルをゆっくり戻します
- 膝や腰に痛みがある人は、医師に相談してから行いましょう
チェアを使える1対1のレッスンを探すなら、マンツーマンのマシンピラティスおすすめで12ブランドの料金を比べられます。
出典
- Online Pilates Classes「Mountain Climber on the Wunda Chair」(2026年10月確認)
- Online Pilates Classes「Mountain Climber Prep on the Wunda Chair」(2026年10月確認)
- Pilatesology Encyclopedia「Mountain Climb Up on the Wunda Chair」(2026年10月確認)
- Pilates Method Alliance「The History of Pilates」(2026年10月確認)
- FITPEAK「ピラティスのグループとマンツーマンの違い」(2026年10月、公式料金をFITPEAKが集計)
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