【自主トレの組み方】パーソナルジム卒業後に体型を保つには?
パーソナルジムを卒業したあと、「一人になったら体型が戻りそう」と不安な人は多いはずです。この記事では、卒業後に体型を保つ自主トレの組み方を、研究と厚生労働省のガイドをもとにまとめました。
結論:卒業後に体型を保つには、筋トレを週2〜3日続けられる自主トレの形をつくることが大切です。
- 厚生労働省も、筋力トレーニングを週2〜3日行うことをすすめています
- 研究では、回数を減らしても続けた人は筋肉を保ちやすい結果があります
- 卒業前に、メニュー・重さ・フォームをトレーナーから引き継ぎます
- 種目・重さ・回数を記録し、月に1回ほど見直します
卒業後の1週間の組み方(例)
筋トレA
歩く
休み
筋トレB
歩く
好きな運動
休み
この記事でわかること
- 卒業後に体型が戻りやすい理由と、研究でわかっていること
- 自主トレの組み方の4つの手順
- 全身を2日に分けるメニュー例と、自宅での置き換え方
- 一人で続けるか、プロに見てもらうかの選び方
パーソナルジム卒業後に体型が戻りやすいのはなぜ?研究でわかっていること
短期集中のコースを終えて運動や食事の管理がなくなると、体の変化は少しずつ戻りやすくなります。研究でわかっていることは、次のとおりです。
| 研究 | わかったこと(要約) |
|---|---|
| 減量プログラム後の体重維持(米国の29研究のまとめ) | 5年後も平均で3kg以上、もとの体重の3%以上の減量を保っていた。運動を多く続けた人ほど体重を保てていたという研究が6件あった(Andersonら, 2001) |
| 筋トレの回数を減らしたときの変化(若い人と高齢者) | 週3日の筋トレを16週間行ったあと、回数を3分の1や9分の1に減らしても、若い人は筋肉の太さを保てた。高齢者では保てなかった(Bickelら, 2011) |
| 高齢者が筋トレをやめたときの変化(6研究のまとめ) | やめると筋肉の大きさは減った。12〜24週の中断では有意な減少は見られず、31〜52週の中断で有意に減っていた(Grgic, 2022) |
どれも対象者や方法が限られた研究で、すべての人に当てはまるとは限りません。それでも「完全にやめるより、少なくても続けたほうが保ちやすい」という方向は共通しています。
卒業後は、通っていたころと同じ量にこだわらず、無理なく続く量に整えることを目標にしましょう。
卒業後の自主トレの組み方(4つの手順)
自主トレは、卒業前の準備から始まります。次の順番で進めると迷いにくくなります。
- 卒業前に引き継ぐ:種目・重さ・回数・セット数・休憩時間を、トレーナーに書き出してもらいます。フォームを動画で撮らせてもらえるかも聞きましょう。
- 週の予定を決める:筋トレは週2〜3日です。曜日を先に決め、行けなかった日の代わりの日も決めておきます。
- 少しずつ負荷を上げる:同じ重さで楽にできるようになったら、重さや回数を少し増やします。
- 記録して見直す:種目・重さ・回数、体重、食事をメモします。月に1回ほど見直し、停滞したら内容を変えましょう。
厚生労働省のガイドは、筋トレで大切なことを次のように書いています。
- 胸・背中・腕・おなか・お尻・脚などの大きな筋肉を、全身まんべんなく鍛える
- 日常生活以上の負荷で行い、少しずつ負荷を高める(漸進性過負荷の原則)
- 筋肉を休める日をとる
卒業後のメニューも、この考え方に沿って組むと迷いません。どこまで重さを上げてよいかは人によって違います。いま扱える重さと回数がわかれば、1RM計算ツールで自分の最大挙上重量の目安を出せます。
回数やセット数は、トレーナーがあなたの体力に合わせて決めた値を使うのがいちばん安全です。痛みが出た種目は無理に続けず、持病や関節の痛みがある人は、自主トレの内容を医師に相談してください。
卒業後の自主トレのメニュー例(全身を2日に分ける)
週2日なら、全身を「A」と「B」に分けて交互に行うと組みやすくなります。下の表は種目の組み合わせの一例です。実際の種目や重さは、トレーナーに教わったものに置き換えてください。
| 日 | 主に使う場所 | 種目の例 |
|---|---|---|
| A | 脚・お尻/胸/背中 | スクワット、チェストプレス(または腕立て伏せ)、ラットプルダウン |
| B | お尻・太もも裏/肩/背中/おなか | ヒップリフトやデッドリフト系、ショルダープレス、ロー系の種目、体幹の種目 |
| そのほかの日 | 全身(有酸素) | 早歩き、自転車など。厚生労働省は成人に1日約8,000歩以上を目安として示している |
ジムに行けない週は自宅の自重トレに置き換える
ジムに行けない週は、自分の体重を使った種目に置き換えてもかまいません。ガイドでも、自重で行う腕立て伏せなどは筋力トレーニングにふくまれるとされています。
メニュー例と同じ部位を使う3種目を、FITPEAKの3D種目図鑑で動きごと確かめられます。
スクワット(Aの日の脚・お尻):いすに座るようにお尻を引いて下ろし、立ち上がります。やり方は自重スクワットの正しいやり方にまとめています。
自重スクワットの3Dアニメーション(3D種目図鑑で見る)
腕立て伏せ(Aの日の胸):チェストプレスの代わりになります。きつい人はひざをつく形から始めましょう(腕立て伏せの種類7つ)。
腕立て伏せの3Dアニメーション(3D種目図鑑で見る)
ヒップリフト(Bの日のお尻・太もも裏):あお向けでひざを立て、お尻を持ち上げます(ヒップリフトのやり方)。
ヒップリフトの3Dアニメーション(3D種目図鑑で見る)
自重では負荷が足りなくなったら、自重で負荷を上げる方法を参考に、ゆっくり動くなどの工夫を足しましょう。
卒業後の続け方の選び方(一人で続けるか・プロに見てもらうか)
卒業後の続け方は、一人で続けるか、ときどきプロに見てもらうかで分かれます。自分の性格や予算に合うものを選びましょう。
| 続け方 | 向いている人 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 24時間ジムなどで一人で続ける | メニューを自分で回せる人 | フォームがくずれても気づきにくい |
| 自宅で続ける | ジムに通う時間がとりにくい人 | 負荷を上げにくい。道具をそろえる必要がある |
| 月に1〜2回だけパーソナルを受ける | フォームの確認や見直しをしてほしい人 | 1回ごとの料金を確認する |
| 月額制のパーソナルジムに切り替える | 一人だと続かない人 | 月の回数と料金、解約の条件を確認する |
FITPEAK編集部では、上の表の「気をつけたい点」から、次のように選び分けることをおすすめしています。
- 記録をつけて自分で重さを上げられる人:24時間ジムで一人で続ける
- フォームに自信がない人:一人で続けつつ、月に1〜2回だけパーソナルで確認する
- 予定を決めないと休んでしまう人:月額制のパーソナルジムに切り替える
24時間ジムの月会費は店舗やプランで変わります。24時間ジムの実質月額の比較で、入会金などを含めた月あたりの金額を確かめられます。ときどきプロに見てもらうなら、1回ずつ払える都度払い・回数券のパーソナルジムも選択肢です。
よくある質問
卒業後、週1回の筋トレでも維持できますか?
若い人なら、週1回でも筋肉を保てる可能性があります。研究では、回数を減らしても若い人は筋肉の太さを保てましたが、高齢者では保てませんでした(Bickelら, 2011)。可能なら週2日を目標にし、難しい週は1日でも続けましょう。
食事の管理はどこまで続ければいいですか?
コース中のような細かい制限は、続けなくてよいことが多いです。ただ、体重と食事のメモを続けると、変化に早く気づけます。持病がある人や食事制限を受けている人は、医師や管理栄養士に相談してください。
卒業後に体重が少し戻ったら、どうすればいいですか?
まずは1週間ほどの平均で体重を見てください。体重は水分や食事の量でも日々変わります。増え続けているようなら、食事と運動の記録を見直しましょう。
卒業前にトレーナーに聞いておくべきことは何ですか?
自主トレの種目・重さ・回数と、フォームで気をつける点を聞いておきましょう。あわせて、痛みが出たときの代わりの種目と、停滞したときの負荷の上げ方も聞くと安心です。
継続コースに入ったほうがいいですか?
一人で続けられる自信があれば、必須ではありません。続ける場合は、月の回数・料金・解約の条件を確かめてから決めましょう。
まとめ
- 卒業後は、筋トレを週2〜3日続けられる形をつくるのが基本です
- 研究では、回数を減らしても続けた人は筋肉を保ちやすい結果でした
- 卒業前に、種目・重さ・回数・フォームをトレーナーから引き継ぎましょう
- ジムに行けない週は、スクワットや腕立て伏せなどの自重トレに置き換えられます
- 一人で続けにくい人は、月に1〜2回のパーソナルや月額制も選べます
卒業後に別のジムを探す人は、パーソナルジムのおすすめで料金やサポートの違いを比べられます。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(2026年10月確認)
- Anderson JW, et al. Long-term weight-loss maintenance: a meta-analysis of US studies. Am J Clin Nutr. 2001(2026年10月確認)
- Bickel CS, et al. Exercise dosing to retain resistance training adaptations in young and older adults. Med Sci Sports Exerc. 2011(2026年10月確認)
- Grgic J. Use It or Lose It? A Meta-Analysis on the Effects of Resistance Training Cessation (Detraining) on Muscle Size in Older Adults. Int J Environ Res Public Health. 2022(2026年10月確認)
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