【定食チェーン3社】たんぱく質40g以上は42品。脂質を抑える選び方
定食屋で筋トレ向きの一食を選ぶとき、迷うのは「たんぱく質は多いのに、脂質も多い」ことです。この記事では、やよい軒・大戸屋・ほっともっとの公式の栄養成分表を、標準サイズでそろえて比べました。
数字は2026年10月に確認した公式データの集計です。価格は店舗や地域で異なるので、目安として見てください。
たんぱく質を多くして脂質を抑えるなら、焼き魚・蒸し鶏・冷しゃぶ系の定食が向きます。
- 標準サイズの定食・弁当145品のうち、たんぱく質40g以上は42品です(期間限定を除く)
- たんぱく質30g以上で脂質15g以下の定食は、3社で5品だけです
- 30g以上の定食の脂質は、揚げ物系が平均51.6g、焼き・蒸し系が29.4gです
- たんぱく質が多い定食は塩分も多く、7g以上が18品あります
チェーン別・メニュー別に、たんぱく質の多い順で並べ替えられます(2026年10月確認)。
3社の標準サイズで、たんぱく質40g以上の定食・弁当は42品
まず、条件をそろえます。比べたのは、各社の公式サイトに栄養成分がある主食メニューです。サイズ違いは1つに絞りました。
- やよい軒は、白米の定食です(おかわり分は含みません)
- 大戸屋は、白ご飯の定食です(ご飯・味噌汁・漬物を含みます)
- ほっともっとは、ごはん並盛の弁当です(持ち帰り)
期間限定のメニューは、いつまで買えるか分からないので除きました。100kcal未満の品も除いています。残ったのは145品です。
145品には、朝食・丼・カレー・単品ごはんなども含みます。やよい軒の朝食6品は、一部店舗の限定です。
やよい軒のかきフライ4品は、期間限定の扱いにせず残しました。たんぱく質は30g未満なので、30g以上の件数には影響しません。
| チェーン | 対象 | 30g以上 | 40g以上 |
|---|---|---|---|
| 大戸屋 | 41品 | 29品 | 18品 |
| やよい軒 | 51品 | 35品 | 17品 |
| ほっともっと | 53品 | 15品 | 7品 |
| 3社の合計 | 145品 | 79品 | 42品 |
表は、1食あたりのたんぱく質が30g以上、40g以上の品数です(2026年10月確認、集計はFITPEAK)。
3社の合計では、半分以上の79品が30gを超えます。ただし、ほっともっとは53品のうち30g以上が15品です。大戸屋とやよい軒は、7割前後が30gを超えています。
たんぱく質の量だけを見れば、定食屋は選びやすい場所です。難しいのは、同じ量をどの脂質で取るかです。
揚げ物と焼き魚・蒸し鶏で、脂質は平均約22g違う
メニュー名で、揚げ物系と焼き・蒸し系に分けて集計しました。揚げ物系は、名前に「揚・フライ・かつ・カツ・南蛮・竜田・コロッケ・油淋鶏」を含む品です。焼き・蒸し系は、「焼・蒸し・冷しゃぶ・しゃぶ・ステーキ・煮」を含む品です。
名前だけでは決められない品は、手で直しました。「しまほっけ定食」と、揚げ出し茄子の小鉢が付くさんまの塩焼定食は、焼き・蒸し系です。しょうが焼にコロッケが付く定食は、その他です。
| 区分 | 品数 | 脂質平均 | kcal平均 |
|---|---|---|---|
| 揚げ物系 | 40品 | 51.6g | 1,095 |
| 焼き・蒸し系 | 26品 | 29.4g | 750 |
| その他 | 13品 | 35.7g | 916 |
対象は、期間限定を除き、たんぱく質が30g以上の79品です。分類は名前による簡易的なもので、公式の区分ではありません。ステーキとエビフライを合わせた定食など、混在する品もあります。
同じ30g以上のたんぱく質でも、焼き・蒸し系は脂質が約22g低くなります。エネルギーも約345kcal低く、減量中には大きな差です。
反対に、増量期ならば揚げ物の定食も選択肢に入ります。エネルギーとたんぱく質を一度に取れるからです。目的で使い分けるのが現実的です。
ごはんの量で変わるのは、主にエネルギーと炭水化物
ごはんの量を変えても、たんぱく質はあまり増えません。ほっともっとの「6コ入りから揚弁当」で、ごはんの量ごとの公式値を並べます。
| ごはん | kcal | たんぱく質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|
| ミニ盛 | 733 | 40.3g | 78.9g |
| 並盛 | 806 | 41.5g | 96.3g |
| 中盛 | 879 | 42.7g | 113.7g |
| 大盛 | 952 | 43.9g | 131.0g |
ミニ盛から大盛まで、たんぱく質は3.6gしか増えません。一方で、エネルギーは219kcal、炭水化物は52.1g増えます。たんぱく質がほしいだけなら、大盛は効率がよくありません。
やよい軒でも同じです。しまほっけ定食を、もち麦ごはんの普通盛から大盛にすると、エネルギーが138kcal増え、たんぱく質は2.5g増えます。
大戸屋は、おかずのみの「単品」も選べます。しまほっけの炭火焼きは、単品で39.5g、定食で45.5gです。ごはんと汁物などで6gの差が出ます。
たんぱく質の高い順と、100kcalあたり(30g以上の品)の順位は別もの
たんぱく質が多い順に並べると、上位は量の多い揚げ物の定食になります。次の表は、期間限定を除いた上位5品です。
| 定食 | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|
| 大戸屋 南蛮増量(むね) | 77.2g | 83.3g | 7.1g |
| やよい軒 Wから揚げ10個 | 69.7g | 65.4g | 8.2g |
| やよい軒 お肉2倍ポーク | 66.2g | 29.6g | 8.8g |
| 大戸屋 南蛮増量(もも) | 63.1g | 105.7g | 7.0g |
| 大戸屋 油淋鶏増量 | 60.6g | 66.1g | 9.1g |
表の1位は77.2gですが、脂質も83.3gあります。エネルギーは1,589kcalです。1食で筋トレ向きとは言いにくい量です。
ここで、100kcalあたりのたんぱく質に切り替えます。同じエネルギーで、たんぱく質をどれだけ取れるかが分かります。順位は、たんぱく質が30g以上の79品に限っています。
| 定食 | たんぱく質 | 100kcal比 | 脂質 |
|---|---|---|---|
| やよい軒 しまほっけ | 50.7g | 8.0g | 21.3g |
| 大戸屋 しまほっけ炭火 | 45.5g | 7.4g | 13.1g |
| やよい軒 お肉2倍ポーク | 66.2g | 7.3g | 29.6g |
| やよい軒 さんま塩焼 | 35.4g | 7.1g | 13.4g |
| 大戸屋 豚ヒレ冷しゃぶ | 42.3g | 6.7g | 8.0g |
30g以上の品に限ると、上位は焼き魚と豚ヒレの冷しゃぶです。揚げ物は、100kcalあたりで見ると上位に入りません。
ほっともっとでは、「6コ入りから揚弁当」が100kcalあたり5.1gで最も高くなります。価格は810円で、40g以上の品では3社で最も安い価格です。
ただし、ほっともっとは持ち帰りの税込8%です。店内の2社は税込10%で、税率が違います。
脂質と塩分の代償。たんぱく質30g以上で脂質15g以下は5品だけ
たんぱく質が30g以上で、脂質が15g以下の定食を探しました。期間限定を除くと、条件に合うのは次の5品です。
| 定食 | たんぱく質 | 脂質 | 塩分 |
|---|---|---|---|
| 大戸屋 豚ヒレ冷しゃぶ | 42.3g | 8.0g | 4.8g |
| 大戸屋 メヌケ西京漬け | 39.1g | 8.8g | 7.1g |
| 大戸屋 しまほっけ炭火 | 45.5g | 13.1g | 5.4g |
| やよい軒 さんま塩焼 | 35.4g | 13.4g | 3.5g |
| 大戸屋 蒸し鶏のもろみ | 41.1g | 14.7g | 6.7g |
5品のうち4品は大戸屋で、残る1品がやよい軒のさんまです。ほっともっとには、30g以上で脂質が15g以下の弁当がありませんでした。
ほっともっとで、たんぱく質30g以上の弁当の脂質が最も低いものは25.9gです。一方で、価格の手頃さと40g超の選択肢の多さは強みです。
塩分は、高たんぱくの定食ほど高くなりやすい
代償は脂質だけではありません。たんぱく質30g以上の79品のうち、塩分が7g以上の品は18品あります。
やよい軒のお肉2倍のポークステーキは、たんぱく質が66.2gで、100kcalあたりも高めです。ただし塩分が8.8gあります。大戸屋の油淋鶏の増量は9.1g、やよい軒のWチキン南蛮は10.1gです。
塩分が低めなのは、やよい軒のさんまの塩焼定食(3.5g)です。ほっともっとのから揚弁当(6コ入り)も3.9gで、揚げ物としては低めです。
塩分は、汁物やたれの量でも変わります。減塩を意識するなら、たれを残す、汁物を控えるといった工夫も有効です。
迷ったら、大戸屋の「しまほっけの炭火焼き」
1つに絞るなら、大戸屋のしまほっけの炭火焼き定食です。たんぱく質が45.5gで、脂質は13.1gに収まります。100kcalあたりのたんぱく質は7.4gで、全体でも2位です。
弱みは、塩分が5.4gあることと、魚の定食なので好みが分かれることです。価格は秋葉原駅前店の表示で1,150円でした。店舗により異なります。
向かない人
- 減塩を厳しく管理している人(高たんぱくの定食は塩分も高めです)
- 揚げ物が主役でないと満足できない人(脂質を抑える選択肢は魚や蒸し鶏が中心です)
- とにかく安く済ませたい人(大戸屋はほぼ1,000円台(30g以上の最安は990円)、ほっともっとのほうが手頃です)
よくある質問
定食屋で、たんぱく質が30g以上の定食・弁当はどのくらいありますか。
3社の標準サイズ145品のうち、30g以上は79品でした。期間限定は除いています。やよい軒と大戸屋は、メニューの7割前後が30gを超えています。
ごはんは減らしたほうがよいですか。
減量中なら、ごはんを減らすと脂質を変えずにエネルギーを下げられます。ただし、ごはんでたんぱく質はほとんど増えません。増量期は、並盛以上でも問題ありません。
脂質が低く、塩分も低い定食はありますか。
やよい軒のさんまの塩焼定食が、たんぱく質35.4g、脂質13.4g、塩分3.5gです。3社の中では、両方を抑えられる数少ない定食です。ただし、たんぱく質は40gに届きません。
ほっともっとの弁当は、筋トレに向きませんか。
向かないわけではありません。6コ入りのから揚弁当は、たんぱく質が41.5gで、810円です。ただし、脂質は28.2gあります。脂質を抑えたい時期には、定食屋の焼き魚のほうが向いています。
数字はどこの店でも同じですか。
栄養成分は公式の表示値ですが、価格は店舗や地域で異なります。大戸屋は秋葉原駅前店、やよい軒とほっともっとは東京都の表示を使っています。
まとめ
定食屋のたんぱく質は、量だけなら選びやすい一方で、脂質と塩分が一緒に増えやすい点に注意が必要です。標準サイズの145品では、40g以上が42品ありました。
脂質を抑えたいなら、焼き魚・蒸し鶏・冷しゃぶ系を選びます。増量期は、揚げ物の定食やごはんの増量も選べます。目的に合わせて使い分けてください。
店名と目的で絞り込めます。外食前に、候補を見つけておくと迷いません(2026年10月確認)。
出典
- やよい軒公式サイト 栄養成分情報(東京都)(2026年10月確認)
- やよい軒公式サイト メニュー・価格(東京都)(2026年10月確認)
- 大戸屋公式サイト しまほっけの炭火焼き(2026年10月確認)
- 大戸屋公式サイト 鶏むね肉の大戸屋風チキン南蛮(おかず増量)(2026年10月確認)
- 大戸屋公式サイト 豚ヒレの冷しゃぶ おろし柚香だれ(2026年10月確認)
- ほっともっと公式サイト 栄養成分情報(2026年10月確認)
- ほっともっと公式サイト 6コ入りから揚弁当(2026年10月確認)
あわせて読む
コメント
この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。