2026オリンピア・メンズフィジーク展望 ライアン・テリーは最多タイ4連覇なるか
2026年オリンピアのメンズフィジーク部門は、3連覇中のライアン・テリーが歴代最多に並ぶ4度目の優勝を狙う。元王者ブランドン・ヘンドリクソンやアリ・ビラルら、対抗馬の顔ぶれを整理する。
9月24日に米ラスベガスで開幕する2026年オリンピアのメンズフィジーク部門は、3連覇中のライアン・テリー(Ryan Terry)が歴代最多タイとなる4度目の優勝に挑む。達成すれば、2014年から2017年に4連覇したジェレミー・ブエンディア(Jeremy Buendia)の記録に並ぶ。王者の牙城を崩す選手は現れるのか。
メンズフィジークの審査とは
メンズフィジークは、ひざ上丈のボードショーツを着用して競う部門である。ボディビルのような規定ポーズはなく、正面と背面のターン、個人ウォークなどで審査される。評価されるのは、形とバランス、筋量、仕上がり、そしてステージ上での立ち居振る舞いだ。筋肉が過剰に大きすぎる体は減点の対象になるとされ、「肩幅が広く、ウエストが締まった逆三角形」の完成度が問われる。
歴代王者の顔ぶれ
| 年 | 優勝者 |
|---|---|
| 2013 | マーク・アンソニー |
| 2014〜2017 | ジェレミー・ブエンディア(4連覇) |
| 2018 | ブランドン・ヘンドリクソン |
| 2019 | レイモント・エドモンズ |
| 2020〜2021 | ブランドン・ヘンドリクソン |
| 2022 | エリン・バンクス |
| 2023〜2025 | ライアン・テリー(3連覇) |
英国のテリーは2023年に前年王者エリン・バンクス(Erin Banks)を破って初優勝し、以後タイトルを守り続けている。
対抗馬は元王者と新興勢力
2025年大会で2位に入ったのはアリ・ビラル(Ali Bilal)、3位は3度の優勝経験を持つブランドン・ヘンドリクソン(Brandon Hendrickson)だった。ヘンドリクソンは2026年3月のアーノルド・クラシックでメンズフィジーク部門を制しており、完全復活を印象づけた。2022年王者のバンクスも前年4位と上位圏にいる。
新興勢力ではカイロン・ホールデン(Kyron Holden)が注目される。2026年のピッツバーグ・プロで優勝しており、元王者ブエンディアは8月に公開された予想で、テリーに次ぐ2位にホールデンを挙げた。ブエンディアの予想は1位テリー、2位ホールデン、3位ビラル、4位ヘンドリクソンだった。
KINNIKU TIMESの視点
メンズフィジークは規定ポーズがない分、全体の印象や見せ方が順位を大きく左右する部門である。3年続けて頂点に立つテリーは、審査員の評価軸を最もよく体現している選手と言えるだろう。ブエンディアが「過去最高の状態を持ってくる」と評している点も見逃せない。一方で、アーノルド・クラシックを制したヘンドリクソンの復調と、ホールデンの勢いは確かな不安材料だ。王者が記録に並ぶのか、新たな顔が生まれるのか。ラスベガスのステージに注目したい。
出典:Fitness Volt「Jeremy Buendia Reveals His Top 4 Men's Physique Predictions」(2026年8月13日)/Fitness Volt「Men's Physique Division」/Fitness Volt「2026 Arnold Classic Results For All Divisions」/Fitness Volt「2025 Mr. Olympia Results」/IFBB Pro League「Rules」