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【牛丼4社を比較】筋トレでたんぱく質を多くとる頼み方と脂質の代償

公開 ・ 筋メシナビ編集部 ・ 読了目安 15分
吉野家の牛丼並盛。牛丼チェーンの外食でたんぱく質を比べる記事の写真(公式)
SUMMARY|この記事の要約
すき家・吉野家・松屋の牛丼並盛はたんぱく質19〜22gで、30g以上を狙うなら牛丼以外の丼や定食が近道です。すき家・吉野家・松屋・なか卯の公式の栄養成分表を標準サイズでそろえ、サイズ違いの影響、サイドの足し方、脂質とカロリーの代償を比べました。

牛丼チェーンで筋トレ向きに頼むとき、知っておきたいことがあります。牛丼の並盛は、たんぱく質が思ったほど多くありません。この記事では、すき家・吉野家・松屋・なか卯の公式の栄養成分表を、できるだけ標準サイズでそろえて比べました。

数字は2026年10月に確認した公式データの集計です。価格は店舗や地域で異なるため、目安として見てください。

脂質とエネルギーの代償も、あわせて確認します。数字の基準は、会社ごとに少し違います。松屋のメインは、みそ汁を含む値です。吉野家は、公式が配合にもとづく推定値としています。すき家のサラダは、ドレッシングを除いた値です。

すき家・吉野家・松屋の牛丼並盛はたんぱく質19〜22gで、30g以上を狙うなら牛丼以外が近道です。

  • 並盛の最多はすき家の牛丼21.7gです。吉野家は19.6g、松屋の牛めしは18.8gです
  • 100kcalあたりでは、すき家と吉野家が約3.1gで並びます
  • 牛丼以外では、なか卯の親子丼並盛が30.0gです。価格はすき家・松屋の牛丼並盛と同じ480円です
  • 代償は脂質です。30g以上の74品は、脂質の平均が38.2gです

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牛丼4社を含む外食チェーンを、たんぱく質の多い順に並べ替えられます(2026年10月確認)。

すき家の牛丼(並盛)
画像:すき家公式サイト 商品ページより。牛丼並盛は、この記事の比較の基準です。

牛丼4社の並盛を、たんぱく質の順と100kcalあたりで比べる

まず、比べ方をそろえます。標準サイズは、すき家・吉野家・松屋が「並盛」です。数字は、すべて1食(1品)あたりの公式の値です。

  • 松屋の牛めしは、公式の注記で、みそ汁を含む値です
  • なか卯は、栄養成分の一覧に「牛丼」の行がありません
  • そのため、牛丼に近い「牛すき丼」を入れています

たんぱく質の多い順に並べると、次のとおりです。

メニュー たんぱく質 kcal 100kcal当
すき家 牛丼 21.7g 695 3.12g
吉野家 牛丼 19.6g 633 3.10g
松屋 牛めし 18.8g 670 2.81g
なか卯 牛すき丼 15.7g 648 2.42g

表は、並盛1食のたんぱく質と、100kcalあたりのたんぱく質です(2026年10月確認、集計はFITPEAK)。

たんぱく質の量でも、100kcalあたりでも、順位は同じです。すき家と吉野家はほぼ並び、松屋はやや下がります。なか卯の牛すき丼は、4つの中でいちばん少なくなります。

脂質・炭水化物・価格も、同じ並盛で並べます。

メニュー 脂質 炭水化物 価格
すき家 牛丼 23.4g 99.8g 480円
吉野家 牛丼 23.6g 88.2g 498円
松屋 牛めし 27.2g 85.9g 480円
なか卯 牛すき丼 17.2g 105.7g 650円

価格は店内飲食の税込で、店舗により異なります(2026年10月確認)。食塩相当量は、4つとも2.4〜3.0gの範囲です。

松屋の牛めしは、脂質がいちばん多く、たんぱく質はそれほど多くありません。なか卯の牛すき丼は、脂質は低めですが、価格が高く、たんぱく質も少なめです。

吉野家の牛丼(並盛)
画像:吉野家公式サイト 商品ページより。たんぱく質は、すき家に近い量です。

1日のたんぱく質は、体重1kgあたり1.6g前後が目安です(研究の解説はこちら)。

体重70kgの人なら1日112gで、3食に分けると1食あたり約37gです。

牛丼の並盛は、その半分から6割ほどです。牛丼だけで1食を済ませると、たんぱく質は足りない計算になります。自分の目安は、たんぱく質量の診断で確認できます。

松屋の牛めし(並盛)
画像:松屋公式サイト 商品ページより。みそ汁つきの値で比べています。

大盛・特盛・メガで、たんぱく質はどれだけ増えるか

サイズを上げれば、たんぱく質は増えます。ただし、増えるのは肉だけではありません。並盛からの「増え分」で見ると、違いがはっきりします。

公式の盛り方の説明は、すき家のごはん大盛などを除き、確認していません。以下は、炭水化物の差から読んだ内容です。

メニュー たんぱく質 kcal 料金
すき家 中盛 +4.9g +57 +200円
すき家 大盛 +6.7g +213 +200円
すき家 特盛 +16.1g +405 +400円
すき家 メガ +29.1g +670 +580円
吉野家 アタマの大盛 +3.4g +92 +176円
吉野家 大盛 +5.2g +190 +242円
吉野家 特盛 +13.9g +373 +440円
吉野家 超特盛 +21.2g +526 +561円
松屋 あたま大盛 +3.1g +73 +170円
松屋 大盛 +5.6g +241 +220円
松屋 特盛 +15.6g +533 +400円

表は、牛丼(松屋は牛めし)の各サイズから、並盛を引いた差です(2026年10月確認)。

大盛は、炭水化物が大きく増える

大盛でたんぱく質が増える量は、3社とも5〜7g前後です。一方で、エネルギーは190kcal以上増えます。

すき家の大盛は、公式で「ごはん大盛」と書かれ、炭水化物が30.3g増えます。たんぱく質が欲しいだけなら、大盛は効率がよくありません。

増えたエネルギー100kcalあたりのたんぱく質は、すき家で3.15g、吉野家で2.74g、松屋で2.32gです。

「アタマの大盛」と中盛は、肉を増やす盛り方に見える

吉野家のアタマの大盛は炭水化物が+8.4g、松屋のあたま大盛は+1.6gです。大盛の+31.3gと+38.7gに比べ、ご飯の増えは小さく、肉側を増やす盛り方に見えます。

すき家の中盛は、炭水化物が並盛より13.3g少なくなります。ご飯は減り、肉は増える形に見えます。公式の盛り方の説明までは確認していません。

中盛は、57kcalの増加でたんぱく質が4.9g増えます。ただし、脂質は10.0g増え、料金も200円上がります。

特盛・メガは、100kcalあたりが上がる。ただし脂質も増える

すき家の公式の表記では、特盛は「肉2倍ごはん大盛」です。肉が増えるぶん、100kcalあたりのたんぱく質も上がります。

すき家のメガは、たんぱく質が50.8gです。3社の通常の牛丼(ミニ〜メガ)の中で最多で、100kcalあたりも3.72gといちばん高い値です。

ただし、メガは1365kcalで、脂質は66.3gです。1食で取るには重く、塩分も5.6gあります。

小盛やミニに下げても、100kcalあたりの値はほぼ同じです。たんぱく質は量に比例して減るだけです。

牛丼以外なら、たんぱく質30g以上が楽になる。標準サイズ270品を集計

牛丼以外の丼・定食・サラダ・サイドまで広げると、選択肢が一気に増えます。4社の標準サイズを集計しました。

  • 同じ名前のサイズ違いは、並盛などの標準サイズ1つに絞りました(FITPEAKの集計規則)
  • データで期間限定と明示された品、価格が公式ページに見当たらない品、100kcal未満の品は除きました
  • お子様メニューと、名前にダブル・Wが付く12品も除きました
  • 特盛・メガ・1500kcal超・複数人向けの品など、標準サイズでない品も除きました

残ったのは270品です。持ち帰りの単品も含みます。

チェーン 対象 30g以上 脂質20g以下
すき家 102品 31品 6品
吉野家 35品 12品 1品
松屋 61品 12品 0品
なか卯 72品 19品 4品
4社の合計 270品 74品 11品

表は、たんぱく質30g以上の品数と、そのうち脂質20g以下の品数です(2026年10月確認、集計はFITPEAK)。

30g以上は、270品のうち74品です。ただし、脂質が20g以下に収まるのは11品だけです。松屋には、該当する品がありません。

牛丼にたんぱく質を足す

牛丼が食べたいなら、単品のサイドを足す方法があります。すき家のささみチキンは、85kcalでたんぱく質16.1gです。

組み合わせ たんぱく質 kcal 料金
すき家+ささみ 37.8g 780 760円
松屋+炙り鮭 31.1g 792 860円
吉野家+鮭 30.1g 742 748円
松屋+冷奴 26.1g 760 620円
※牛丼並盛(松屋は牛めし並盛)に単品サイドを足した単純合計です。ささみはすき家「ささみチキン」、鮭は吉野家「鮭(単品)」、炙り鮭は松屋「炙り焼鮭」、冷奴は松屋「冷やっこ」です。

すき家の牛丼にささみチキンを足すと、たんぱく質が37.8gになります。これは、前の節の1食37gの目安に届く量です。

30g以上で、脂質が低い丼・定食

脂質が20g以下で、たんぱく質30g以上の11品のうち、主な6品を脂質の低い順に並べます。表は抜粋で、ほかにも脂質の低い品があります。

メニュー たんぱく質 脂質 料金
なか卯 鰹たたき丼 33.8g 4.4g 890円
すき家 とりそぼろ丼 30.6g 14.4g 530円
なか卯 まぐろユッケ丼 34.0g 15.6g 920円
すき家 まぐろユッケ丼 35.1g 16.4g 820円
なか卯 親子丼 30.0g 16.5g 480円
吉野家 特朝定食(鮭) 31.7g 18.0g 630円
※なか卯の鰹たたき丼は「藁焼き鰹たたき丼」、すき家のとりそぼろ丼は「旨だしとりそぼろ丼」です。吉野家の特朝定食は朝のメニューで、提供時間は店舗で異なります。

脂質がもっとも低いのは、なか卯の藁焼き鰹たたき丼です。脂質は4.4gで、たんぱく質は33.8gあります。

柚子オニオン版も、脂質は同じ4.4gで、たんぱく質は34.2gです。ただし、どちらも価格は高めです。

すき家の鮭・納豆定食は、脂質が21.0gで、上の表からわずかに外れます。それでも、たんぱく質は37.7gあります。

100kcalあたりが高いのは、皿とサラダ

たんぱく質20g以上の品のうち、100kcalあたりの値が高い6品を並べます。

メニュー 100kcal当 たんぱく質 kcal
すき家 まぐろたたき皿 12.24g 20.8g 170
すき家 チキンサラダ 9.92g 24.5g 247
なか卯 親子皿 8.51g 23.4g 275
吉野家 鰻皿 7.72g 26.0g 337
なか卯 デミ単品 6.19g 23.7g 383
なか卯 鰹たたき丼 5.97g 33.8g 566
※すき家のチキンサラダは「チキン・お食事サラダ」、吉野家の鰻皿は「鰻皿(一枚盛)」、なか卯のデミ単品は「和風デミハンバーグ(単品)」です。サラダ類の栄養値は、公式の注記でドレッシングを除いた値です。

皿・単品・サラダは、炭水化物が少なく、ご飯を含まない品です。丼や定食とは基準が違うので、並べて比べるときは注意してください。

丼では、すき家の牛丼ライトも、100kcalあたり5.71gと高い品です。かつぶしオクラ牛丼ライトは5.87gです。

すき家のチキン・お食事サラダ
画像:すき家公式サイト 商品ページより。100kcalあたりの値が、牛丼の3倍ほどです。

すき家の牛丼ライトは、炭水化物が16.7gと少ないのが特徴です。エネルギーも399kcalに収まります。

ただし、脂質は26.8gで、牛丼並盛の23.4gより多くなります。価格も580円と、並盛より高くなります。

脂質とカロリーの代償。たんぱく質が多い順の上位は、脂質が極端に多い

たんぱく質の絶対量が多い品は、脂質もエネルギーも大きくなります。先ほどの270品のうち、たんぱく質の多い上位5品を見ます。

メニュー たんぱく質 脂質 kcal
松屋 チキンチリ定食 56.5g 75.3g 1361
松屋 チキンチリ単品 48.4g 73.1g 957
松屋 チキンカレー 47.5g 70.1g 1325
吉野家 牛皿・から揚げ 47.2g 66.6g 1224
吉野家 南蛮から揚げ定食 45.2g 83.5g 1427
※松屋のチキンチリ定食は「ごろごろチキンのチリソース定食」、チキンチリ単品は「ごろごろチキンのチリソース(単品)」、チキンカレーは「ネオカシミールごろごろチキンカレー」、吉野家の牛皿・から揚げは「牛皿・から揚げ定食」、南蛮から揚げ定食は「タルタル南蛮から揚げ定食」です。
松屋のごろごろチキンのチリソース定食
画像:松屋公式サイト 商品ページより。標準サイズの中では、たんぱく質は最多ですが、脂質も70gを超えます。

上位5品は、すべて脂質が65gを超えます。4品は、エネルギーも1200kcalを超えます。増量期の1食ならまだしも、日常の食事には重い数字です。

30g以上の74品で見ても、脂質の平均は38.2g、エネルギーの平均は920kcalです。脂質が40g以上の品も、28品あります。牛丼並盛の脂質は23.4gなので、高たんぱくの定食は、牛丼より脂質が多くなりやすいと言えます。

塩分にも注意が必要です。松屋のチキンチリ定食は6.7g、吉野家の南蛮から揚げ定食は6.6gです。丼の2〜3gより、かなり高くなります。

迷ったら、なか卯の親子丼(並盛)

1つだけ選ぶなら、なか卯の親子丼の並盛です。基準は、たんぱく質30g以上で、価格が牛丼並盛と同じ480円で、脂質も16.5gと低めであることです。

脂質だけを見れば、すき家のとりそぼろ丼(14.4g)などのほうが低く、価格は50円高くなります。

  • たんぱく質は30.0gで、牛丼並盛より約8〜11g多くなります
  • 脂質は16.5gで、牛丼並盛の23.4gより低くなります
  • 100kcalあたりは4.46gで、牛丼並盛の約3.1gを上回ります
  • 価格は480円で、すき家・松屋の牛丼並盛と同じです

弱みもあります。炭水化物は99.7g、食塩相当量は3.0gで、牛丼並盛と大きくは変わりません。なか卯が近くにないと選べない点も、現実的な弱点です。

向かない人

  • 牛丼の味にこだわりたい人は、すき家か吉野家の牛丼に、サイドのたんぱく質を足す形が合います
  • 炭水化物を抑えたい人は、親子丼には向きません。皿やサラダ、牛丼ライトが合います
  • 増量期で1食50g以上を狙う人は、親子丼では足りません。ただし脂質も同時に増えます

よくある質問

牛丼チェーンで、たんぱく質がいちばん多い牛丼はどこですか。

並盛では、すき家の牛丼が21.7gで最多です。吉野家は19.6g、松屋の牛めしは18.8gです。サイズを上げると差は広がり、すき家のメガは50.8gになります。

大盛にすれば、たんぱく質はしっかり増えますか。

あまり増えません。大盛で増えるのは3社とも5〜7g前後で、炭水化物が大きく増えます。炭水化物の増えが小さいアタマの大盛や、サイドを足すほうが効率はよくなります。

なか卯に、牛丼はないのですか。

公式の栄養成分一覧には、牛丼の行がありません。この記事では、牛丼に近い牛すき丼を比べています。なか卯は、親子丼やまぐろ・鰹の丼が、たんぱく質の多い選択肢です。

すき家の牛丼ライトは、筋トレ向きですか。

炭水化物を抑えたい人には向きます。たんぱく質は22.8gで、エネルギーは399kcalです。ただし、脂質は並盛より多くなります。

価格や栄養値は、どの店でも同じですか。

栄養値は公式の一覧の値で、店舗による調理の差までは反映されません。価格は店舗や地域で異なります。すき家となか卯は、22時から翌5時に、深夜料金で7%が加算されます(2026年10月確認)。

まとめ

3社の牛丼並盛は、たんぱく質が19〜22gで、1食の目安には届きません。サイドを足すか、牛丼以外を選ぶと30g以上に届きます。

ただし、たんぱく質が多い品ほど、脂質とエネルギーは増えます。1つだけ選ぶなら、なか卯の親子丼です。近くにない場合は、すき家の牛丼にささみチキンを足すのが現実的です。

自分に合う高たんぱくメニューを探す

脂質やkcalの条件で、メニューを絞り込めます。数字は2026年10月に確認した公式データです。

出典

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