ボディビル日本一決定戦は10月11日に大阪で 王者・扇谷開登と近年の勢力図
国内ボディビルの頂点を決める第72回JBBF日本男子ボディビル選手権は、10月11日に大阪府吹田市で開かれる。2025年に初優勝した扇谷開登の歩みと、近年の上位陣の構図を振り返る。
国内ボディビルの日本一を決める「第72回日本男子ボディビル選手権大会」が、10月11日(日)に大阪府吹田市のメイシアター(吹田市文化会館)で開かれる。同日には第44回日本女子フィジーク選手権大会と「JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2026」も行われる。前回王者は、ボディビル歴2年で日本一になった扇谷開登である。
2025年大会:扇谷が初優勝
2025年10月12日に東京・江戸川総合文化センターで行われた第71回大会は、扇谷開登が初優勝を飾った。扇谷はモストマスキュラー賞も受賞している。報道によれば、入場券はすぐに売り切れたという。
| 順位 | 2025年(第71回) | 2024年(第70回) |
|---|---|---|
| 1位 | 扇谷開登 | 木澤大祐 |
| 2位 | 刈川啓志郎 | 嶋田慶太 |
| 3位 | 嶋田慶太 | 刈川啓志郎 |
| 4位 | 寺山諒 | 扇谷開登 |
| 5位 | 渡部史也 | 寺山諒 |
特別賞のベストアーティスティック賞は須山翔太郎が受賞した。
消防士として働く王者、負傷を乗り越えて
扇谷は優勝当時28歳で、消防士として働く。2024年大会では4位だったが、1年で大きく進化した。ただし道のりは平坦ではなかった。春ごろに腕を痛め、5月からは前腕の痛みで物を握る動作が難しくなったという。腕と背中のトレーニングが大きく制限される中、軽い重量で回数を多くこなしたり、握り方を変えたりと工夫を重ねた。優勝後には「この結果にびっくりしている」と率直な心境を語っている。
近年の歴代王者
この10年ほどの王者を見ると、2015年から2018年は鈴木雅が連覇し、2019年は横川尚隆が制した。2021年から2023年は相澤隼人が3連覇、2024年は木澤大祐が初優勝した。横川は2026年8月にIFBBプロリーグのジャパンプロ212級で優勝しており、日本選手権王者が世界のプロの舞台でも結果を残す流れが生まれている。
KINNIKU TIMESの視点
2024年と2025年の上位5人を見比べると、扇谷、刈川、嶋田、寺山の4人が2年続けて名を連ねている。順位が毎年入れ替わる拮抗した上位陣であり、王者扇谷にとって初の防衛戦は容易ではないだろう。前回2位の刈川は日本一への強いこだわりを見せており、2024年2位の嶋田も頂点を狙う力がある。負傷を抱えながら頂点に立った扇谷が、1年でどこまで体を仕上げてくるか。大阪での決戦に注目したい。
出典:FITNESS LOVE「扇谷開登が悲願の初優勝=2025日本男子ボディビル選手権」/FITNESS LOVE「ボディビル歴2年で日本選手権優勝に輝いた怪物・扇谷開登」(2025年10月13日)/VITUP!「2025年のボディビル日本一は扇谷開登」/フィジーク・オンライン「第70回日本男子ボディビル選手権 結果」(2024年10月6日開催)/FITNESS LOVE「ミスター日本&ミス日本歴代入賞者まとめ」/フィジーク・オンライン「JBBF 2026年度 大会スケジュール」