【3本の研究】クレアチンはバスケットボールに役立つ?ジャンプ・技術・長期の安全性
バスケットボール選手を対象にした3本の研究では、ジャンプ力や技術に好ましい結果がありました。ただし対象は若い男子が中心で、小さな試験です。結果と注意点を整理しました。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
バスケットボールは、ジャンプ、ダッシュ、切り返しをくり返す競技です。クレアチンが役立つのかを知りたい方は多いです。
この記事では、バスケットボール選手を対象にした研究の内容を、人数や条件も含めて整理します。(2026年10月確認)
先に結論:バスケットボール選手の3本の研究では、ジャンプ力と技術に好ましい結果がありました。
- U16の男子23人では、8週間でAbalakovジャンプと1試合の得点に差が出ました。
- 13〜14歳の男子40人では、ドリブル・パス・シュートの成績が上がりました。
- プロ選手が3シーズン飲んだ報告では、健康指標に大きな変化はありませんでした。
- いずれも小さな試験で、対象は男子が中心です。効果は断定できません。
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この記事でわかること
- バスケの選手で調べた3本の研究
- ジャンプと得点:U16の8週間
- 技術への影響と、試合の動きへのあてはめ
- 長期の安全性と、飲む前の確認
バスケの選手で調べた3本の研究
今回確認できたのは、U16選手の試験、13〜14歳の選手の試験、プロ選手の長期の報告の3本です。
最初の2本は論文の抄録を、最後の1本はISSNの見解に引用された内容を確かめました。
| 研究 | 対象 | ポイント |
|---|---|---|
| 8週間の試験 | U16男子23人 | ジャンプと得点に差 |
| 5日間の交差試験 | 13〜14歳男子40人 | 技術の成績が上昇 |
| 3シーズンの報告 | プロ選手 | 健康指標に変化なし |
※対象はいずれも男子または男子が中心です。女子選手を調べた結果は、今回確認できませんでした。
ISSNの見解の競技例の表にも、バスケットボールは入っています。ただし表は、効果が期待されうる競技の例です。
見解は、クレアチンを、全力の動きと回復をくり返す競技で役立つ可能性があるものとして説明しています。
見解の全体は、ISSNのクレアチン見解を日本語で整理:9つの結論と読み方で整理しています。
ジャンプと得点:U16の8週間
研究チームが、U16の男子選手23人(平均14.3歳)を2群に分けて、8週間の試験を行いました。
クレアチン群12人は、体重1kgあたり0.1gを毎日飲みました。もう一方の11人は飲みませんでした。
全員が、週2回の下半身の筋力トレーニングと、週2回のジャンプ練習を行っています。
結果は、ジャンプの種類によって違った
- Abalakovジャンプ(腕を振るジャンプ)は、クレアチン群の伸びが大きかった。
- スクワットジャンプ、ドロップジャンプ、カウンタームーブメントジャンプは、群の差が有意でなかった。
- 1試合あたりの得点は、群の差が有意だった(p=0.049)。
- 1試合あたりの出場時間は、有意差がなかった。
著者は、筋力とジャンプのトレーニングに加えると、Abalakovジャンプのパワーと得点が上がったと結論しています。
| 測定項目 | 群の差 |
|---|---|
| Abalakovジャンプ | あり(p=0.003) |
| スクワットジャンプ | なし |
| ドロップジャンプ | なし |
| 1試合の得点 | あり(p=0.049) |
| 1試合の出場時間 | なし |
※群の差は、群と時間の組み合わせの検定の結果です。
読むときの注意
- プラセボを使わない、非盲検の試験である。
- 人数が少なく、4つのジャンプのうち差が出たのは1つだけ。
- 著者の一部が、クレアチン関連企業との関係を開示している。
得点の差は、チームの戦術や出場の場面にも左右されます。クレアチンだけで決まるとは言えません。
技術への影響と、試合の動きへのあてはめ
別の研究チームは、13〜14歳の男子40人を対象に、ドリブル・パス・シュートの成績を調べました。
選手は、クレアチンとプラセボを、4週間あけて入れ替えて飲みました。クレアチンは、体重1kgあたり0.3gを5日間と、測定の前に0.1gです。
動きながら引き算をする「二重課題」では、3つの技術すべてが上がりました。単独課題では、ドリブルとシュートだけが上がりました。
心拍数と主観的なきつさも、全ての課題で下がったと報告されています。
| 課題 | 上がった技術 |
|---|---|
| 二重課題 | ドリブル・パス・シュート |
| 単独課題 | ドリブル・シュート |
※二重課題は、引き算をしながら技術を行う課題です。試合そのものの成績ではありません。
これは、試合の中での成績ではなく、決められた課題のテストです。試合の勝敗への影響は、まだ調べられていません。
試合の動きにあてはめると(編集部の整理)
| 場面 | 理屈の近さ | 研究の状況 |
|---|---|---|
| ジャンプ | 近い | 一部で差あり |
| ダッシュ・切り返し | 近い | 今回は未確認 |
| ドリブル・パス | やや近い | 13〜14歳で差 |
| 試合終盤の持久 | 遠い | 今回は未確認 |
※「理屈の近さ」は編集部の整理で、効果を示すものではありません。
飲み方の基本は、クレアチンのローディングとは?やり方・体重別の量とメリット・デメリットで確認できます。
長期の安全性と、飲む前の確認
ISSNの見解には、プロのバスケットボール選手が1日5gを3シーズン飲んだ報告が引用されています。
その報告では、健康指標に臨床的に意味のある変化や副作用はなかったとされています。
一方で、見解は、一貫して報告される副作用は体重増加だけだとしています。体重の変化は記録しておきましょう。
体重増加の中身は、クレアチンで体重増加する?何kg増えるか・水太りとの違い・やめたら戻るかで説明しています。
ジュニア選手が飲む前に
今回の2本の試験は、14歳前後の選手が対象でした。ただしこれは、誰でも飲んでよいという意味ではありません。
ISSNの見解は、未成年は競技としての管理されたトレーニングと整った食事があり、量を守る場合に限って考えるよう求めています。
- 保護者と指導者、できれば医師に相談する。
- ふだんの食事を整えてから考える。
- 量は商品の表示と、見解の範囲を超えない。
未成年の注意点は、未成年・シニア層のクレアチン摂取に関するQ&Aにまとめています。
MSDマニュアル家庭版は、腎機能障害の既往がある人や、腎機能に影響する薬を使っている人は避けるよう記載しています。持病や服薬がある方は、医師・薬剤師に相談してください。
禁止薬物かどうかは、クレアチンはドーピング?禁止薬物かどうかと認証の見方で確認できます。
よくある質問
クレアチンを飲むと、バスケのジャンプ力は上がりますか?
U16男子の試験では、4種類のジャンプのうちAbalakovジャンプだけに差が出ました。他の3種類には有意な差がなく、断定はできません。
シュートの成功率は上がりますか?
13〜14歳の試験では、課題のシュートの成績が上がりました。試合での成功率を調べたものではないため、試合への影響は不明です。
女子選手にも同じ結果が期待できますか?
今回確認した2本の試験は男子が対象でした。女子選手を調べた結果は、確認できませんでした。
プロの選手は長く飲み続けても大丈夫ですか?
ISSNの見解に、プロ選手が1日5gを3シーズン飲んだ報告が引用されています。健康指標に大きな変化はなかったとされますが、個人の判断は医師に相談してください。
中学生のバスケ部員が飲んでもよいですか?
自己判断はおすすめしません。保護者、指導者、医師に相談したうえで、見解の条件に合うか確認してください。
まとめ
バスケットボールの3本の研究では、ジャンプ力や技術に好ましい結果がありました。ただし、いずれも若い男子が中心の小さな試験で、効果は断定できません。
飲むなら、見解にある量の範囲で、体重と体調を記録してください。ジュニア選手や持病のある方は、周囲と医師・薬剤師に相談してから決めましょう。
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FITPEAKの商品
ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。バスケットボールの成績を高めることをうたうものではありません。
FITPEAK クレアショットは、1本にクレアチン3,000mgを入れた、スティック個包装の食品です。定期購入のみのご案内で、予約を受け付けています。
外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Vargas-Molina S, et al. A randomized open-labeled study to examine the effects of creatine monohydrate and combined training on jump and scoring performance in young basketball players. J Int Soc Sports Nutr. 2022
- Wu J, Qiu P, Li Y. Acute creatine supplementation enhances technical performance in adolescent basketball players under cognitive-motor dual-task condition. J Int Soc Sports Nutr. 2025
- Kreider RB, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
- MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月更新)
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コメント
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