オリンピア2026直前、名選手フレックス・ウィーラーがフィッサーズに説いたポーズの極意
アーノルド・クラシック4度優勝のフレックス・ウィーラー氏は、オリンピア2026に出場するウェスリー・フィッサーズに「仕上がりがあるなら、ポーズの間に時間をかけて見せよ」と助言した。フィッサーズが公式YouTubeで大会4日前の動画として公開し、決勝は日本時間9月26日午前10時に行われる。
オリンピア2026のクラシックフィジーク部門に出場するウェスリー・フィッサーズ(Wesley Vissers、オランダ)に対し、アーノルド・クラシックを4度制したフレックス・ウィーラー(Flex Wheeler)氏が「それだけの仕上がりがあるのに見せないなら、持っている意味がない」とポージングの助言を送った。フィッサーズが自身の公式YouTubeチャンネルで動画「Flex Wheeler: Go Take Your Trophy | 4 Days Out」を公開し、米フィットネス専門メディア「Fitness Volt」が9月23日に報じた。クラシックフィジークの決勝は米ラスベガスで現地時間25日夜(日本時間26日午前10時)に行われる。
フレックス・ウィーラーはどんな選手?
ウィーラー氏は1965年生まれの米国のボディビルダーで、1990年代を代表するトップ選手の一人である。本名はケネス・ウィーラー(Kenneth Wheeler)で、「フレックス」の愛称は開脚もこなす柔軟性に由来する。均整の取れたラインと美しいポージングで知られた。
| 大会 | 主な成績 |
|---|---|
| アーノルド・クラシック | 優勝4回(1993、1997、1998、2000年) |
| アイアンマン・プロ | 優勝5回(1993、1995〜1998年) |
| ミスター・オリンピア | 最高2位(1993、1998、1999年) |
ウィーラー氏はどんな助言をした?
Fitness Voltによると、ウィーラー氏の助言は大きく3点に分けられる。
- ポーズの移行に時間をかける:「お尻の仕上がりは素晴らしい。全部が最高だ。ただ、あのポーズだけだ。誰もが優れたコンディションを持っているわけではないから、ほかの選手はすぐにポーズに入ればいい。だが、それだけの仕上がりがあるのに見せないなら、何のためにあるのか」
- 戦う姿勢で臨む:「これは競技だ。私は戦いのように考えている。相手に打たれるのを待つつもりはない。こちらから打ち続け、決着がつくまで続けるんだ」
- 自信を前面に出す:傲慢さではなく自信だとしたうえで、「残念ながら、特に最近は、いい人がいつも勝つとは限らない。いい人でいるのは、そうすべきでない時が来るまでだ」と語った。
ポーズからポーズへの移行をゆっくり見せることで、筋肉の分離や細部の仕上がりを審査員に印象づけるべきだ、という趣旨である。
フィッサーズの今季の成績は?
「ダッチ・オーク(オランダの樫の木)」の愛称を持つフィッサーズは、2026年3月のアーノルド・クラシックでクラシックフィジーク部門2度目の優勝を果たし、続くデトロイト・プロも制した。その後のアーノルド・クラシックUKでは、マイク・ゾマーフェルト(Mike Sommerfeld)に次ぐ2位だった。オリンピアでの最高成績は2023年の7位で、表彰台はまだない。Fitness Voltによると、本人は「3年以内のクラシックフィジーク王者」を目標に掲げ、今大会の優勝を公言することには慎重な姿勢を見せている。大会前の評価は名コーチ、ミロス・シャシブ氏の「優勝候補」発言の記事でも紹介した。
よくある質問
フレックス・ウィーラーの主な実績は?
アーノルド・クラシックで4回優勝し、ミスター・オリンピアでは1993、1998、1999年に2位となった。
クラシックフィジークの決勝は日本時間でいつ?
9月26日(土)午前10時からである。予選審査は同日午前1時30分から行われる。
大会は日本から見られる?
主催者は全部門を無料で配信するとしている。視聴方法はオリンピア無料配信の記事にまとめた。
KINNIKU TIMESの視点
ボディビル系の競技は、体を作るだけでなく、その体を審査員に伝える技術でも差がつく。ウィーラー氏の「見せないなら意味がない」という言葉は、ポーズの形だけでなく、ポーズとポーズの間の動きまで含めて評価の対象になることを示している。大会に出ない一般のトレーニーでも、鏡の前でゆっくりポーズを取り、動画で撮って見返すと、左右差や弱い部位に気づきやすい。審査の仕組みはボディビルの採点を解説した記事も参考になる。
出典:Fitness Volt(2026年9月23日)/ウェスリー・フィッサーズ公式YouTube/Wikipedia「Flex Wheeler」/Olympia公式スケジュール