【最長21か月の追跡】クレアチンの長期服用は安全?5年までの研究と限界
クレアチンの長期服用は、最長5年までの研究で健康上の問題が見つかっていないとISSNは整理しています。21か月の追跡試験の数字と、研究の限界、続ける人の確認点をまとめました。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
クレアチンを何年も飲み続けて大丈夫なのか、不安に思う方は多いです。
この記事では、長期の服用を調べた研究を整理します。分かっていることと、研究の限界を分けて説明します。(2026年10月確認)
先に結論:ISSNは、最長5年までの研究で健康上の問題はなかったと整理しています。ただし限界もあります。
- 大学のアメフト選手98人を最長21か月追った試験では、54項目の検査値に群の差は見つかりませんでした。
- 26人のアスリートを調べた研究でも、検査値は基準の範囲内でした。
- ISSNは、最長5年までの研究で健康上のリスクは示されていないとしています。
- 対象は健康な成人が中心で、持病がある人や未成年には当てはまらない場合があります。
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この記事でわかること
- アスリート98人を21か月追った試験
- ISSNの見解と、5年規模の試験
- 研究の限界と、読むときの注意
- 長く続ける人が確認しておきたいこと
アスリート98人を21か月追った試験で分かったこと
2003年に、長期の服用を調べた研究が発表されました。掲載誌は Molecular and Cellular Biochemistry です。
対象は、アメリカの大学アメフト選手98人です。クレアチンを飲んだ期間ごとに、群を分けて比べました。
| 群 | 人数 | 期間 |
|---|---|---|
| 飲まない群 | 44人 | — |
| 短い群 | 12人 | 平均4.4か月 |
| 中くらいの群 | 25人 | 平均9.3か月 |
| 長い群 | 17人 | 平均19.3か月 |
※Kreider らの2003年の研究より。量は、最初の数日が多め、その後は平均で1日5g前後です。
調べた項目は、血液・尿の54項目と、尿の定性15項目です。筋肉や肝臓の酵素、電解質、血中脂質、腎機能などが含まれます。
54項目をまとめた解析で、群の間に有意な差は見つかりませんでした(p=0.51)。
著者は、強く練習する選手でも、最長21か月の服用で健康状態の指標は悪化しなかったと結論づけました。
もう1つの研究:26人のアスリート
2001年の後ろ向き研究では、男女26人のアスリートを調べました。服用期間は0.8〜4年です。
血液の27項目などを比べて、差が出たのはクレアチニンと総たんぱくの2つだけでした。どの群の平均も基準の範囲内でした。
筋肉のけが・けいれん・その他の副作用の報告にも、群の差はありませんでした。
ISSNの見解と、5年規模の試験
国際スポーツ栄養学会(ISSN)の2017年の見解は、長期の安全性を次のように整理しています。
- 最長5年までの研究で、健康上のリスクは示されていない。
- 短期でも長期でも、クレアチン一水和物が悪影響を及ぼす確かな根拠はない(1日30gまで、最長5年の範囲)。
- 神経の病気の人が1日30gまで最長5年飲んだ研究でも、おおむね安全で耐えられたとされる。
この5年という数字は、ISSNの文献のまとめに基づくものです。上の2つの研究は、5年には届いていません。
5年以上を計画した大規模な試験
2015年の JAMA には、パーキンソン病の人1,741人の試験が載っています。クレアチン1日10gか、プラセボを、最低5年飲む計画でした。
この試験は、効果がないと判断されて早く終わりました。追跡期間の中央値は4年です。
安全性の面では、有害事象に、体の系統ごとの有意な差は見られませんでした。
| 研究 | 人数 | 期間 |
|---|---|---|
| 大学アメフト(2003年) | 98人 | 最長21か月 |
| アスリート(2001年) | 26人 | 0.8〜4年 |
| パーキンソン病(2015年) | 1,741人 | 中央値4年 |
※対象や量は、研究ごとに違います。パーキンソン病の試験は、健康な人の試験ではありません。
パーキンソン病の人での試験は、病気のある人の結果です。健康な人にそのまま当てはめないでください。
研究の限界と、読むときの注意
長期の安全性は、「問題が見つかっていない」という段階です。「ゼロリスクが証明された」ではありません。
| 限界 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 健康な若い成人のアスリートが中心 |
| 比べ方 | ランダム化でない比較が多い |
| 人数 | 数十人〜百人規模が多い |
| 見た項目 | 珍しい副作用は拾いにくい |
| 期間 | 5年を直接追った健康人の試験は少ない |
※上の研究の内容をもとに、編集部が整理しました。
2003年の研究は、飲む期間でグループを分けた比較で、くじ引きで割り振った試験ではありません。
もともと体の状態が違う人が、群に分かれている可能性があります。
また、持病のある方、高齢の方、未成年の方の長期の安全性は、今回の研究では確かめられていません。
腎臓については、クレアチンは腎臓に悪い?公的機関・研究レビューの見解で整理しています。
長く続ける人が確認しておきたいことと選び分け
長く続けるなら、量を守ることと、体調を見守る習慣が大切です。
- 量は商品の表示と、ISSNの維持量(1日3〜5g)を目安にする。
- 年に一度の健康診断で、飲んでいることを医師に伝える。
- お腹の不調・むくみ・体重の急な変化があれば、量を見直す。
- 検査値の読み方は、クレアチンで腎臓の数値は下がる?見かけの変化と受診の目安で確かめる。
量の上限は、クレアチンは1日何gまで?飲みすぎるとどうなる?も参考になります。
編集部の選び分け
- 向く人:健康な成人で、年1回の健診を受け、量を守って続けられる人。
- 向かない人:腎臓の病気があり、医師に相談していない人。
- 向かない人:量を増やせば効果が上がると考えて、大量に飲む人。
腎臓の病気がある方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、18歳未満の方は、飲む前に医師・薬剤師に相談してください。
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よくある質問
クレアチンを何年飲み続けても大丈夫ですか?
ISSNは、最長5年までの研究で健康上のリスクは示されていないと整理しています。ただし対象は健康な成人が中心です。持病や服薬があれば、医師・薬剤師に相談してください。
長く飲むと腎臓や肝臓の数値は悪くなりますか?
アスリート98人を最長21か月追った試験では、腎機能や肝臓の酵素を含む54項目に、群の有意な差はありませんでした。腎臓の病気がある方は、飲む前に医師に相談してください。
飲み続けるうちに、体が慣れて効かなくなりますか?
この記事の研究は安全性を調べたもので、効果の変化は扱っていません。効果の持続は、別の記事のクレアチンは飲み続けると効かなくなる?耐性はできるのかで整理しています。
健康診断では、飲んでいることを伝えたほうがいいですか?
伝えておくと、検査値を読むときの参考になります。クレアチンは筋肉でクレアチニンに変わるため、腎機能の値の見え方に影響することがあります。
まとめ
クレアチンの長期服用は、アスリート98人を最長21か月追った試験などで、検査値に問題は見つかっていません。ISSNも、最長5年までの研究でリスクは示されていないと整理しています。
ただし、対象は健康な成人が中心で、ランダム化でない比較も多い段階です。量を守り、年1回の健診で医師に伝え、持病や服薬がある方は飲む前に相談してください。
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ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。長期の服用の安全性を保証するものではありません。
FITPEAK クレアショットは、1本にクレアチン3,000mgを入れた、スティック個包装の食品です。定期購入のみのご案内で、予約を受け付けています。
外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Kreider RB, et al. Long-term creatine supplementation does not significantly affect clinical markers of health in athletes. Mol Cell Biochem. 2003
- Schilling BK, et al. Creatine supplementation and health variables: a retrospective study. Med Sci Sports Exerc. 2001
- NINDS NET-PD Investigators. Effect of creatine monohydrate on clinical progression in patients with Parkinson disease: a randomized clinical trial. JAMA. 2015
- Kreider RB, et al. ISSN position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
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