ミハル・クリジョ、オリンピア10日前の胸・二頭トレを公開 3度目の挑戦で上位狙う
スロバキアのIFBBプロ、ミハル・クリジョ(Michal Križánek)は2026年オリンピアの10日前、胸と上腕二頭筋の5種目をマシンとケーブル中心で行う動画を公式YouTubeで公開した。2023年の7位以来3年ぶり3度目の出場で、「少しでも絞れた状態で臨みたい」と仕上がりを重視する姿勢を示している。
スロバキアのIFBBプロ、ミハル・クリジョ(Michal Križánek)が、2026年ミスター・オリンピアの10日前に行った胸と上腕二頭筋のトレーニングを公式YouTubeチャンネルで公開した。9月24日から27日(現地時間)に米ラスベガスで開かれる大会のメンズオープンに出場する予定で、オリンピアへの出場は2023年以来3年ぶり3度目となる。
ミハル・クリジョとはどんな選手か?
クリジョは「Križo(クリジョ)」の愛称で知られるスロバキア出身のボディビルダーである。筋肉の張りの強さから、7度のオリンピア王者フィル・ヒース(Phil Heath)と比べられることもある。主な戦績は次のとおりである。
| 年 | 大会 | 順位 |
|---|---|---|
| 2022年 | プラハ・プロ | 優勝 |
| 2022年 | ミスター・オリンピア | 12位 |
| 2023年 | ミスター・オリンピア | 7位 |
| 2024年 | ミスター・オリンピア | 肩のけがで欠場 |
| 2025年 | ブリティッシュ・グランプリ・プロ | 優勝 |
| 2026年5月 | ニューヨーク・プロ | 2位 |
| 2026年5月 | ピッツバーグ・プロ | 優勝 |
2025年は回復と増量を優先するとしてオリンピアへの出場を見送った。2026年はニューヨーク・プロでトニオ・バートン(Tonio Burton)に敗れて2位となったが、その1週間後のピッツバーグ・プロでは同じバートンを抑えて優勝し、雪辱を果たした。
オリンピア10日前の胸・二頭トレは何をしたのか?
米メディアFitness Voltによると、動画で行った種目は次の5つで、胸はマシンとケーブル、腕は片腕ずつの種目とEZバーを組み合わせている。セット数や回数は公表されていない。
- ペックデックフライ
- 角度を変えられるチェストプレスマシン(水平・斜め・垂直方向)
- ケーブルクロスオーバー
- 片腕のプリーチャーカール
- 座って行うEZバーカール
同メディアによると、クリジョは「一本一本の線維まで効いているのを感じられるのが好きだ。科学に基づいてね」と語っている。大会直前でも重さを競うより、狙った筋肉に負荷を乗せ続けることを重視していることがうかがえる。
今年のオリンピアで何を狙うのか?
Fitness Voltによると、クリジョは「実績のある方法がある。少しでも良い状態、少しでも絞れた状態で臨みたい」と話し、体重を増やすことより仕上がりを優先する考えを示した。メンズオープンでは王者デレク・ランスフォード(Derek Lunsford)の連覇がなるかが焦点で、クリジョがどこまで順位を上げるかも注目点の一つである。部門全体の展望は「2026オリンピア・オープン展望」、日本からの視聴方法は「2026オリンピア、全12部門の配信が無料に」で紹介している。
よくある質問
ミハル・クリジョのオリンピア最高順位は?
2023年の7位が最高である。初出場の2022年は12位だった。
2026年の成績は?
5月のニューヨーク・プロで2位となり、その1週間後のピッツバーグ・プロで優勝した。
動画はどこで見られる?
本人の公式YouTubeチャンネル「KRIZO」で公開されている。
KINNIKU TIMESの視点
トップ選手の大会直前の胸トレが、フリーウエイトの高重量ではなくマシンとケーブル中心だった点は、一般のトレーニーにも参考になる。マシンは軌道が安定するため、疲労がたまった時期でも狙った筋肉に集中しやすい。「効いている感覚」を重視する考え方は、意識を向けた筋肉ほど筋厚が伸びたとする研究(「効いている筋肉を意識」)とも通じる。ただし、プロの減量末期のメニューをそのまま真似る必要はない。自分の回復力に合わせて種目数とセット数を調整したい。
出典:Fitness Volt(2026年9月18日)/KRIZO公式YouTube/Fitness Volt 選手データ/BarBend/REP ONE(2026年5月)/Kulturistika.com(2026年5月17日)