【HbA1cの差は−1.1%、ただし25人】クレアチンは糖尿病の血糖コントロールに役立つ?
2型糖尿病の人が運動に加えてクレアチンを12週間飲んだ試験(25人)で、HbA1cの差は−1.1%でした。一方、2022年のメタ分析では根拠が不十分とされています。服用前の相談の目安も整理しました。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
クレアチンが血糖の調整に関わるという研究があり、糖尿病の方が気になることがあります。
この記事では、糖尿病とクレアチンの研究を整理します。研究段階の話で、治療を勧めるものではありません。(2026年10月確認)
先に結論:2型糖尿病の12週の試験(25人)でHbA1cの差は−1.1%でしたが、確かな結論にはなっていません。
- 試験は、運動の指導を受けた2型糖尿病の人が対象で、クレアチンは1日5gでした。
- 2022年のメタ分析(9件)は、空腹時血糖とインスリン抵抗性に有意な差を示せませんでした。
- 2016年の総説は、運動と組み合わせたときのほうが効果が出やすいと整理しています。
- 糖尿病の薬を使っている方は、自己判断で量を変えたり、飲み始めたりしないでください。
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この記事でわかること
- 2011年の試験:25人でHbA1cが下がった
- 2022年のメタ分析:根拠は不十分
- 数字の読み方と、分かっていないこと
- 糖尿病のある人が知っておきたいこと
2011年の試験:25人でHbA1cの差は−1.1%
2011年に、2型糖尿病とクレアチンの試験が発表されました。掲載誌は Medicine & Science in Sports & Exercise です。
ブラジルの研究グループによる二重盲検の試験です。全員が運動のプログラムに参加し、クレアチン(1日5g)かプラセボを12週間飲みました。
| 項目 | クレアチン | プラセボ |
|---|---|---|
| 人数(解析) | 13人 | 12人 |
| HbA1c(開始前) | 7.4% | 7.5% |
| HbA1c(12週後) | 6.4% | 7.6% |
| 群の差 | −1.1%(p=0.004) | — |
※Gualano らの2011年の試験(Med Sci Sports Exerc)より。群の差の95%信頼区間は−1.9〜−0.4%です。
食後の血糖値の曲線の面積(AUC)も、クレアチン群で小さくなりました。ただし差の有意性はぎりぎり(p=0.05)です。
筋肉で糖を取り込む仕組み(GLUT-4)が増えたことが、理由の候補として示されています。
一方、インスリンの値・インスリン感受性の指標・脂質には、群の差はありませんでした。
著者は、運動のプログラムにクレアチンを加えると、血糖コントロールが良くなると結論づけました。
2022年のメタ分析:根拠は不十分
2022年に、糖尿病に関わるクレアチンの試験をまとめたメタ分析が出ました。掲載誌は Clinical Nutrition ESPEN です。
9件の研究のうち、5件で糖尿病に関する何らかの指標に良い結果が出ました。糖尿病の人を対象にした研究は2件でした。
| 指標 | SMD | 結果 |
|---|---|---|
| 空腹時血糖 | 0.05 | 有意な差なし |
| インスリン抵抗性 | −0.38 | 有意な差なし |
※Delpino らの2022年のメタ分析(Clin Nutr ESPEN)より。SMDは標準化平均差です。信頼区間は、どちらも0をまたいでいます。
著者は、クレアチンが糖尿病の指標に良い影響を与えると言える根拠は不十分だと結論づけました。糖尿病の人での研究が必要です。
2016年の総説(Pinto ら)も、同じ方向です。運動と組み合わせたときに効果が出やすく、単独で良い結果が出た研究は少ないとしています。
動物での結果は、人にそのまま当てはまらない点にも注意が必要です。違いは、クレアチンは動物実験と人の研究で何が違う?結果が食い違う例で説明しています。
数字の読み方と、分かっていないこと
HbA1cの−1.1%は大きな数字に見えますが、読み方に注意が必要です。
- 解析した人数は25人と少ない。
- 全員が運動のプログラムに参加していた。運動の効果と分けられない。
- 12週間の短い試験で、長期の影響は分からない。
- 信頼区間は−1.9〜−0.4%と、幅が広い。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 分かっていること | 運動と併用で、小さな試験では改善の報告 |
| 分かっていること | メタ分析では根拠が不十分 |
| 分かっていないこと | 運動なしでの効果 |
| 分かっていないこと | インスリン治療中の人への影響 |
| 分かっていないこと | 長期の効果と安全性 |
※上の3つの研究をもとに、編集部が整理しました。
2016年の総説は、結果を当てはめられない人を挙げています。血糖コントロールが不良な人、高齢の人、インスリン治療中の人、運動しない人です。
ISSNの2017年の見解は、次のように整理しています。運動と組み合わせると、2型糖尿病の人の血糖コントロールが改善するというものです。
ISSNの見解は、ISSNのクレアチン見解を日本語で整理:9つの結論と読み方で確かめられます。
糖尿病のある人が知っておきたいこと
糖尿病の治療中の方は、クレアチンを自己判断で始めたり、薬を変えたりしないでください。
| 状況 | 動き方 |
|---|---|
| 飲んでみたい | 先に主治医・薬剤師に相談 |
| 薬を使っている | 血糖の変化を主治医に伝える |
| 腎臓の合併症がある | 飲む前に医師に相談 |
| 血糖が気になる | サプリより先に受診 |
※MSDマニュアル家庭版は、腎機能障害の既往がある人や、腎機能に影響する薬を使う人は避けるよう記載しています。
サプリメントは食品です。血糖を下げたり、糖尿病を治したりするために使うものではありません。
糖質制限中の考え方は、糖質制限中でもクレアチンは飲める?糖質との関係と低糖質食の試験で整理しています。
編集部の選び分け
- 向く人:運動の目的で飲み、血糖の管理は主治医と進めている人。
- 向かない人:血糖を下げる目的で、医療の代わりに使おうとする人。
- 向かない人:薬を使っているのに、主治医に伝えていない人。
食事全体の目安は、TDEE・PFC計算ツールで確かめられます。最新の価格は、最安ナビの比較ページで確かめられます。
よくある質問
クレアチンで血糖値は下がりますか?
下がると言える段階ではありません。25人の小さな試験でHbA1cの差が出ましたが、2022年のメタ分析では空腹時血糖に有意な差がありませんでした。
運動をしなくても効果はありますか?
分かっていません。2011年の試験は全員が運動をしており、2016年の総説も、運動と組み合わせたときのほうが効果が出やすいと整理しています。
糖尿病の薬を使っていても飲めますか?
自己判断で飲まないでください。薬との組み合わせは、主治医・薬剤師に相談して決めます。血糖の変化も、主治医に伝えてください。
試験の量(1日5g)をそのまま飲んでもいいですか?
試験は運動のプログラムの中で、管理された条件で行われました。量は商品の表示を守り、持病のある方は医師に相談してください。
まとめ
2型糖尿病の人の小さな試験では、HbA1cの差が−1.1%でした。ただし運動の効果と分けられず、メタ分析では根拠が不十分とされています。
血糖の管理は、主治医の指示が基本です。薬を使っている方は、自己判断で飲み始めたり、薬を変えたりしないでください。
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FITPEAK内のページです。表示は確認時点の価格です(2026年10月)
FITPEAKの商品
ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。血糖値の改善や糖尿病の治療・予防をうたうものではありません。
FITPEAK クレアショットは、1本にクレアチン3,000mgを入れた、スティック個包装の食品です。定期購入のみのご案内で、予約を受け付けています。
外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Gualano B, et al. Creatine in type 2 diabetes: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial. Med Sci Sports Exerc. 2011
- Delpino FM, Figueiredo LM. Does creatine supplementation improve glycemic control and insulin resistance in healthy and diabetic patients? A systematic review and meta-analysis. Clin Nutr ESPEN. 2022
- Pinto CL, et al. Creatine supplementation and glycemic control: a systematic review. Amino Acids. 2016
- Kreider RB, et al. ISSN position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
- MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月更新)
- FITPEAK クレアショット 公式商品ページ
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コメント
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