【3試験は結果が割れた】アメフトでクレアチンは役立つ?大学選手の試験と高校生の注意
アメフトの大学選手の試験は3つあり、2つは筋力やパワーなどの向上、1つは差なしと結果が割れました。体重は増えやすく、高校生は使う前に保護者や指導者への相談が欠かせません。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
アメリカンフットボールでは、クレアチンを使う選手が多いといわれます。
この記事では、アメリカンフットボールでクレアチンは役立つのかを、大学選手の3つの試験とISSNの見解から整理します。(2026年10月確認)
先に結論:アメリカンフットボールの大学選手の試験は3つあり、結果は割れていて、効果は断定できません。
- ISSNは、アメリカンフットボールを、効果が期待される種目の例に挙げています。
- NCAA一部の選手の試験のうち、2つは筋力・パワー・除脂肪量などが向上、1つは差なしでした。
- 体重は、向上した試験で約2〜2.4kg増えています。
- 高校生の約3割が使うという調査があり、保護者・指導者への相談が欠かせません。
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この記事でわかること
- アメフトとクレアチンの関わり(ISSNの見解)
- 大学選手の3つの試験
- 結果が割れる理由と、体重の注意
- 高校生・飲む前に決めること
アメフトは、ISSNが効果の例に挙げる種目
ISSN(国際スポーツ栄養学会)の2017年の見解は、クレアチンで効果が期待される種目の例を表にしています。アメリカンフットボールは、2か所に入っています。
| 分類 | アメフトの位置づけ |
|---|---|
| PCrの再合成 | 短い全力運動のくり返しを支える |
| 体重・筋量の増加 | 増量が関わる種目の例 |
※ISSN 2017年の見解の表(Examples of sport events)を、編集部が日本語にしました。効果を保証するものではありません。
アメフトは、数秒の全力のプレーを、休みをはさんでくり返す競技です。また、体の大きさが成績に関わる場面があります。
クレアチンは、短い全力運動の反復と、筋トレでの筋力・筋量に関わるとされるため、この2つの分類に入っています。
使う人の割合
ISSNの見解は、米国大学競技協会(NCAA)の2014年の報告を紹介しています。男子選手でクレアチンを使う割合は、フットボール27.5%、ラクロス25.3%、野球28.1%でした。
米国での割合で、日本の選手の割合ではありません。クレアチンの基本は、クレアチンとは何か?基礎知識をゼロから解説で説明しています。
大学選手の3つの試験:結果は割れた
アメフトの大学選手を対象にした試験が、3つ確認できました。3つとも、NCAA一部の選手25人です。
| 試験 | 期間 | 結果 |
|---|---|---|
| Kreider 1998 | 28日 | 挙上量・スプリントが増加 |
| Bemben 2001 | 9週間 | 除脂肪量・パワーが増加 |
| Wilder 2001 | 10週間 | 筋力に差なし |
※いずれもNCAA一部の大学選手25人。Kreiderの製品はクレアチンのほかに糖質やタウリンなどを含みます。
Kreiderら(1998年):向上
25人が28日間、筋トレと敏しょう性の練習(週8時間)を行いました。クレアチン群は、製品でクレアチン約15.75g/日をとりました。
体重は、クレアチン群で約2.4kg、プラセボ群で約0.9kg増えました。ベンチプレスなどの挙上量と、最初の5回の6秒スプリントの仕事量も、クレアチン群で大きく増えました。
ただし、製品はクレアチン以外の成分も含みます。クレアチンだけの効果とは言い切れません。
Bembenら(2001年):向上
25人が9週間、週4日の筋トレを行いました。クレアチン群は、最初の5日間は1日20g、その後は1日5gをとりました。
クレアチン群は、体重・除脂肪量・筋力・無酸素パワーなどが、ほかの2群より向上しました。一方、パワークリーンの筋力や体脂肪率は、群の間で差がありませんでした。
Wilderら(2001年):差なし
25人が10週間、低用量またはローディングでクレアチンをとりました。結果は、筋力・体脂肪率に、群の間の差がありませんでした。
著者は、クレアチンは量にかかわらず、この選手には有益な効果が見られなかったと結論しています。一方、10週間の筋トレそのものでは、筋力と除脂肪量が増えました。
結果が割れる理由と、体重の注意
3つの試験は、期間・量・製品・測る項目が異なります。このため、単純には比べられません。
| 違い | 3試験の例 |
|---|---|
| 量 | 15.75g/日、20g後5g、低用量 |
| 期間 | 28日、9週間、10週間 |
| 測る項目 | 挙上量、パワー、1RMスクワット |
※各論文の要旨から編集部が整理しました。
2023年の総説(Forbesら)は、筋肉内の貯蔵量や遺伝などで、反応に個人差が出うると述べています。
個人差については、クレアチンが効かない人(ノンレスポンダー)はいる?で解説しています。
体重は増えやすい
向上が見られたKreiderの試験で、体重は約2.4kg増えました。Bembenの試験でも、体重と除脂肪量が増えています。
ISSNの見解は、文献で一貫して報告される副作用は、体重増加だけだとしています。アメフトでは、増量が役立つ場面もあります。
体重の変わり方は、クレアチンで体重増加する?何kg増えるか・水太りとの違い・やめたらで解説しています。
走力や敏しょう性への影響は、これらの試験では確認できませんでした。ポジションによって、体重増加の影響は異なる可能性があります。
高校生・飲む前に決めること
米国ウィスコンシン州で、高校生1,349人を調べた調査があります(1999〜2000年)。30%がクレアチンを使っていました。
学年別では、9年生が10.4%、12年生が50.5%でした。著者は、使う選手が、リスクと利益を十分に知らない可能性を指摘しています。
米国の調査で、日本の割合ではありません。ただ、使う前に確認すべきことは同じです。
向く人・向かない人(編集部の選び分け)
- 向く人: 成人で、週に複数回の筋トレをしている。
- 向く人: オフシーズンに試して、体重と体調を記録できる。
- 向かない人: 18歳未満で、保護者や指導者に相談していない。
- 向かない人: 腎臓の病気や服薬があり、医師の確認がまだ。
18歳未満の方は、自己判断で始めず、保護者・指導者・医師に相談してください。未成年の考え方は、未成年・シニア層のクレアチン摂取に関するQ&Aで整理しています。
MSDマニュアル家庭版は、腎機能障害の既往がある人や、腎機能に影響する薬を使っている人は避けるよう記載しています。持病や服薬がある人は、医師・薬剤師に相談してください。妊娠中・授乳中の方も同様です。
量の目安は、クレアチンは1日何gまで?飲みすぎるとどうなる?で確認できます。食事全体のたんぱく質は、高タンパク食品ランキングで確かめられます。
製品を比べるときは、筋トレ最安ナビのクレアチンで、1gあたりの値段を確かめられます。
よくある質問
アメフトでクレアチンを調べた試験はありますか?
NCAA一部の大学選手を対象にした試験が、3つ確認できました。2つは向上が見られ、1つは差がなく、結果は割れています。
クレアチンで体重は増えますか?
向上が見られた試験では、約2〜2.4kg増えています。ISSNの見解は、一貫して報告される副作用は体重増加だけとしています。
高校生が飲んでも大丈夫ですか?
高校生で使う人が多い調査はありますが、安全性や適した量を保証するものではありません。18歳未満は、保護者・指導者・医師に相談してから判断してください。
ローディングは必要ですか?
Bembenらの試験は、最初に1日20gをとりました。Wilderらの試験では、低用量でも差は出ませんでした。必須とは言えません。
まとめ
アメフトの大学選手の試験は3つあり、2つは筋力やパワーの向上、1つは差なしと結果が割れました。ISSNは、効果が期待される種目の例に挙げています。
体重は増えやすく、高校生は使う前に保護者や指導者への相談が欠かせません。成人は、オフシーズンに試し、体重と体調を記録して判断してください。
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外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Kreider RB, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
- Kreider RB, et al. Effects of creatine supplementation on body composition, strength, and sprint performance. Med Sci Sports Exerc. 1998
- Bemben MG, et al. Creatine supplementation during resistance training in college football athletes. Med Sci Sports Exerc. 2001
- Wilder N, et al. The Effects of Low-Dose Creatine Supplementation Versus Creatine Loading in Collegiate Football Players. J Athl Train. 2001
- Forbes SC, et al. Creatine supplementation and endurance performance: surges and sprints to win the race. J Int Soc Sports Nutr. 2023
- McGuine TA, et al. Creatine supplementation in high school football players. Clin J Sport Med. 2001
- MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月更新)
- FITPEAK クレアショット 公式商品ページ
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