【研究は賛否】ボート競技でクレアチンは役立つ?1000mと2000mの試験を整理
ボート競技では、1000mのタイムが約1%縮んだ試験がある一方、2000mや6週間の練習では差が出なかった試験もあります。結果は割れており、体重の扱いも含めて整理しました。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
ボート競技の選手が、クレアチンを飲むべきか迷うことがあります。
この記事では、ボート競技とクレアチンについて、漕艇の試験の結果と体重の注意点を整理します。(2026年10月確認)
先に結論:ボート競技では、クレアチンの効果は試験によって割れており、役立つとは言い切れません。
- 1000mの試験では、5日間の摂取でタイムが平均約2.3秒縮みました。
- 2000mのタイムは、6週間の練習で、クレアチン群とプラセボ群に差が出ませんでした。
- ISSNの総説は、レースの最後の区間で役立つ可能性を挙げていますが、確認はこれからです。
- 体重の増加が、階級のある競技や調整では気になる点です。
筋トレ最安ナビで最安を比べる
FITPEAKの価格ページ(クレアチン)に移動します。価格は変わることがあります(2026年10月確認)
この記事でわかること
- 1000mの試験:タイムが縮んだ報告
- 2000mや6週間の練習:差が出なかった報告
- レースの最後の区間と体重の考え方
- ボート選手が飲む前に決めること
1000mの試験では、タイムが縮んだ報告がある
ボートは、全身の筋肉を使い、数分間ほぼ全力で漕ぐ競技です。クレアチンが関わる短い全力運動と、有酸素運動の両方が必要です。
競技レベルの漕ぎ手38人が、1000mの模擬レースを行った試験があります。クレアチン群は、体重に合わせた量を5日間とりました。
| 群 | 1000mのタイム |
|---|---|
| クレアチン群 | 211.0→208.7秒 |
| プラセボ群 | 214.0→214.1秒 |
※原著の抄録の数値(平均)です。クレアチン群の改善は平均2.3秒、約1%でした。プラセボ群は変化なしでした。
クレアチン群の19人のうち、16人がタイムを縮めました。体内に取り込まれた量が多い人ほど、改善が大きい傾向もありました。ただし、その関係は統計的に有意ではありませんでした。
ほかの試験の結果
エリート男子の漕ぎ手16人が、1日20gを5日間とった試験があります。乳酸閾値が上がり、全力漕ぎを続けられる時間が約12秒延びました。
最大のパワーは、群の間で差がありませんでした。人数が少なく、対象も限られる点には注意してください。
2000mや6週間の練習では、差が出なかった報告もある
ボートの正式なレースは、2000mです。この距離で調べた試験の結果は、1000mとは異なります。
22人の漕ぎ手が、6週間、漕ぎと筋トレを組み合わせた練習を行った試験です。クレアチン群は、最初の5日間に体重1kgあたり0.3gをとり、その後は維持量でした。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 5日間のローディング | 2000mなどは変化なし |
| 6週間の練習 | 両群が同じように向上 |
| 筋トレの反復回数 | クレアチン群が多いとは言えず |
※Can J Appl Physiol 2002 の抄録をもとにした整理です。練習の効果が大きく、差が見えにくかった可能性があります。
6週間の練習で、体組成・最大酸素摂取量・2000mのタイム・筋力は、どちらの群も同じ程度に向上しました。クレアチンを足しても、練習量や成績の上乗せは見られませんでした。
つまり、練習が十分に厳しい選手では、クレアチンの差が出にくい可能性があります。1000mの結果をそのまま2000mに当てはめることはできません。
有酸素運動が中心の人の整理は、有酸素運動メインの人にもクレアチンは意味がある?で読めます。
レースの最後の区間と、体重の考え方
ISSNの2023年の総説は、この試験を詳しく見ています。差が出たのは、最後の2区間(レース後半の400m)でした。
このことから、総説は、レース終盤のスパートが重要な競技で、クレアチンが役立つ可能性があると述べています。ボートも、その例に挙げています。
| 見方 | 内容 |
|---|---|
| 期待される点 | 終盤のスパート、短い全力の繰り返し |
| 未確認の点 | 2000mの終盤で同じ効果があるか |
| 気になる点 | 体重の増加 |
※ISSN 2023年の総説をもとにした整理です。同総説は、ボートでの終盤のスパートへの効果は今後の研究課題としています。
体重の増加をどう考えるか
ISSNの見解は、クレアチンで一貫して報告される副作用は、体重増加だけだとしています。
ISSNの総説は、体重を支えない運動(自転車など)では、体重増加の悪影響が出にくいと述べています。ボートは座って漕ぐため、走る競技よりは影響が小さいと考えられます。
ただし、体重の上限がある階級では、増加が規則に関わります。所属する団体の規則を確認してください。
体重の変わり方は、クレアチンで体重増加する?何kg増えるか・水太りとの違い・やめたらで解説しています。
ボート選手が飲む前に決めること
ボートの試験は、人数が少なく、結果も割れています。飲む場合は、期待しすぎず、試して確かめる姿勢が向いています。
試すときの手順(編集部の案)
- 練習期に、少量(1日3〜5g)から始める。
- 体重・タイム・体調を、毎週記録する。
- 階級や大会の規則を、先に確認する。
- 数週間で変化がなければ、続けるか見直す。
維持量の1日3〜5gは、ISSNの見解にある目安です。ローディングは体重が急に増えやすいため、大会前の調整では慎重に考えてください。
量の決め方は、クレアチンは1日何gまで?飲みすぎるとどうなる?で整理しています。
MSDマニュアル家庭版は、腎機能障害の既往がある人や、腎機能に影響する薬を使っている人は避けるよう記載しています。持病や服薬がある人は、医師・薬剤師に相談してください。
競技大会では、規定の確認も大切です。クレアチンはドーピング?禁止薬物かどうかと認証の見方も参考にしてください。
製品を比べる場合は、筋トレ最安ナビのクレアチンで、1gあたりの値段を確かめられます。
よくある質問
ボート競技でクレアチンは役立ちますか?
1000mのタイムが縮んだ試験がありますが、6週間の練習では差が出なかった試験もあります。役立つとは言い切れません。
2000mのレースでも効果はありますか?
2000mのタイムを調べた試験では、クレアチン群とプラセボ群に差が出ませんでした。レース終盤への効果は、今後の研究課題です。
ローディングはしたほうがよいですか?
ボートの試験で、5日間の摂取を使ったものがあります。ただし、体重が急に増えやすいため、試す場合は練習期に少量から始めてください。
高校生のボート部員も飲んでよいですか?
未成年は、自己判断で始めないでください。保護者・指導者に加えて、医師に相談してからにしてください。
まとめ
ボート競技では、1000mで約1%縮んだ試験があります。一方で、2000mや6週間の練習では差が出ない試験もあり、結果は割れています。
飲むなら、練習期に少量から試し、体重とタイムを記録してください。階級や大会の規則も、先に確認しましょう。
筋トレ最安ナビで最安を比べる
FITPEAK内のページです。表示は確認時点の価格です(2026年10月)
FITPEAKの商品
ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。漕艇の成績を高めることをうたうものではありません。
FITPEAK クレアショットは、1本にクレアチン3,000mgを入れた、スティック個包装の食品です。定期購入のみのご案内で、予約を受け付けています。
外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Rossiter HB, et al. The effect of oral creatine supplementation on the 1000-m performance of competitive rowers. J Sports Sci. 1996
- Chwalbinska-Moneta J. Effect of creatine supplementation on aerobic performance and anaerobic capacity in elite rowers in the course of endurance training. Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2003
- Effects of creatine monohydrate supplementation during combined strength and high intensity rowing training on performance. Can J Appl Physiol. 2002
- Forbes SC, et al. Creatine supplementation and endurance performance: surges and sprints to win the race. J Int Soc Sports Nutr. 2023
- Kreider RB, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
- MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月更新)
- FITPEAK クレアショット 公式商品ページ
あわせて読む
コメント
この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。