【41件の研究を整理】クレアチンはサッカーに役立つ?結論は「断定できない」
サッカー選手を対象にした41件の研究を整理した2026年のレビューは、効果は示唆的だが断定できないと結論しています。わかったこと、わからないこと、量の目安を整理しました。
監修ではなく、公開されている研究・公的情報・公式の案内をもとにした編集部の解説です。医療の判断はできません。
サッカーは、ダッシュ、ジャンプ、方向転換をくり返す競技です。そのため、クレアチンが役立つのかを気にする選手は多いです。
この記事では、2026年に出た系統的レビューと個別の試験をもとに、わかったこととわからないことを整理します。(2026年10月確認)
先に結論:サッカーの41件の研究を整理したレビューは、効果は示唆的だが断定できないとしています。
- 一部の試験で、くり返しのダッシュ、無酸素のパワー、筋力に好ましい報告があります。
- ただし結果は一貫せず、証拠の確かさは「非常に低い」と評価されています。
- 垂直跳びと技術は結果が混在し、方向転換と持久には一貫した利益がありません。
- 体重が増えることが多く、とくにローディングの後で目立ちます。
筋トレ最安ナビで最安を比べる
FITPEAKの価格ページ(クレアチン)に移動します。価格は変わることがあります(2026年10月確認)
この記事でわかること
- 41件を整理したレビューの結論
- 個別の試験から見えること
- サッカーの動きにあてはめて考える
- 体重増加と安全面、年齢の注意
サッカーの41件を整理したレビューの結論
2026年10月に公開された系統的レビューは、サッカー選手へのクレアチンの試験を集めて整理しました。
3つの論文データベースを2025年5月まで調べ、45本の報告から41件の研究を選んでいます。
41件のうち、28件は無作為化の並行群、2件は交差試験でした。残る11件は、無作為化でない、または割り付けが確かめられない研究です。
研究ごとに条件が大きく違うため、数字を合算する分析(メタ分析)は行われていません。
| 見た項目 | レビューの要約 |
|---|---|
| くり返しのダッシュ | 好ましい報告あり。結果は不一致 |
| 無酸素のパワー・筋力 | 一部で好ましい報告 |
| 垂直跳び・技術 | 結果が混在 |
| 方向転換・持久 | 一貫した利益なし |
| 回復・疲労 | ほぼ差なし、または不一致 |
| 体重・除脂肪量 | 体重は増えやすい。除脂肪量は不明 |
※レビューの抄録をもとに編集部が表にしました。証拠の確かさは「非常に低い」と評価されています。
著者は、結論を「示唆的だが決定的ではない」としています。効くとも効かないとも、言い切れない段階です。
著者の一部は、クレアチンの製造企業などとの関係を開示しています。研究の読み方は、ISSNのクレアチン見解を日本語で整理:9つの結論と読み方も参考になります。
個別の試験から見えること
レビューに含まれる研究の中から、近年の試験をいくつか見てみます。結果は、きれいにはそろっていません。
若いサッカー選手の試験
17歳前後の選手28人に、体重1kgあたり0.3gを14日間飲ませた二重盲検の試験があります。ダッシュで疲れさせた後のスクワットの力を測りました。
著者は、筋力が増えたと結論しています。ただし、群と時間の組み合わせの検定は、有意になりませんでした。
別の試験では、クレアチン、カフェイン、抵抗をかけたトレーニングを組み合わせました。くり返しのダッシュに、有意な差は出ませんでした。
アマチュア選手のけが予防の予備試験
アマチュア選手23人が、1日3gを飲む群とプラセボ群に分かれた14週間の予備試験があります。
けがは、クレアチン群が8.3%、プラセボ群が36.4%でした。ただし差は有意ではなく、予備的な結果として読む必要があります。
| 試験 | 対象 | 結果 |
|---|---|---|
| 低用量の14日間 | 若い選手28人 | 著者は増加。検定は有意でない |
| 複数の併用 | 若い選手28人 | ダッシュに差なし |
| けが予防の予備 | アマチュア23人 | けがは差が有意でない |
※いずれも小さな試験で、サッカー全体の結論にはなりません。
ISSNの見解は、サッカーの練習中にクレアチンを飲んだ人で、体重が増えたと引用しています。血液・尿の健康指標には、悪い影響がなかったそうです。
サッカーの動きにあてはめて考える(編集部の整理)
サッカーの試合では、短いダッシュと休みが続きます。クレアチンの理屈は、この短時間の全力の動きと近い部分があります。
ISSNの見解の競技例の表にも、サッカーは入っています。ただしこれは、効果が期待されうる競技の例で、サッカーでの効果を保証するものではありません。
| 場面 | 理屈の近さ | 研究の状況 |
|---|---|---|
| ダッシュ・加速 | 近い | 好ましい報告あり |
| ジャンプ | 近い | 結果が混在 |
| 方向転換 | やや遠い | 一貫せず |
| 90分の持久 | 遠い | 一貫せず |
| 試合後の回復 | 不明 | 差なしが多い |
※「近さ」は編集部の整理です。研究の状況は、2026年のレビューの要約をもとにしています。
筋力トレーニングの質を上げる使い方は、ISSNの見解にある基本の考え方です。ウェイトトレーニングを取り入れる選手は、検討しやすいです。
飲むなら、量はISSNの範囲で
- ローディングをする場合:体重1kgあたり約0.3gを5〜7日。
- そのあとの維持量:1日3〜5g。
- 急がない場合:1日3〜5gを続け、3〜4週間かけて貯蔵量を増やす。
体重60kgなら、ローディングは1日18g、維持は1日3〜5gです。4回に分けると、1回あたり約4.5gです。
シーズン中の飲み方や、遠征での持ち運びは、クレアチンの保管・持ち運びで気をつけたい工夫も参考になります。
体重増加と安全面、年齢の注意
レビューは、体重がローディングの後に増えやすいと報告しています。ISSNの見解も、一貫して報告される副作用は体重増加だけだとしています。
サッカーは走る競技なので、体重の変化は気になる点です。飲み始めたら、体重と体調を記録してください。
体重が増える理由は、クレアチンで体重増加する?何kg増えるか・水太りとの違い・やめたら戻るかで説明しています。
女子選手の長期の安全性
女子サッカー選手71人が、シーズン中クレアチンを飲み続けた観察研究があります。最初の1週間は1日20g、その後は5gです。
血液検査は18項目で、8項目に統計的な変動がありましたが、臨床的には小さいと報告されています。腎臓と肝臓の指標に悪い影響はありませんでした。比べる群はありません。
この結果は、比べる群のない1本の研究です。著者の一部は、クレアチンの提供を受けたと開示しています。
こんな人は、飲む前に相談を
- 腎臓の病気がある方、腎機能に影響する薬を使っている方は、医師に相談する。
- 妊娠中・授乳中の方は、自己判断で始めない。
- 18歳未満は、保護者と指導者、医師に相談する。
MSDマニュアル家庭版は、腎機能障害の既往がある人は避けるよう記載しています。未成年については、未成年・シニア層のクレアチン摂取に関するQ&Aを確認してください。
禁止薬物かどうかは、クレアチンはドーピング?禁止薬物かどうかと認証の見方で整理しています。
よくある質問
クレアチンを飲むと、サッカーのダッシュは速くなりますか?
一部の試験でくり返しのダッシュに好ましい報告がありますが、結果は一貫していません。レビューは証拠の確かさを「非常に低い」と評価しています。
試合の前日だけ飲んでも効果はありますか?
貯蔵量が満たされるまで、数日から数週間かかるとされています。前日だけでは、変化は期待しにくいと考えられます。
中学生や高校生のサッカー選手も飲んでよいですか?
ISSNの見解には条件があります。自己判断せず、保護者・指導者・医師に相談してください。
女子選手でも同じように考えてよいですか?
女子選手71人の観察研究では、血液の安全指標に大きな問題はありませんでした。ただし比べる群がなく、1本の結果です。
体重が増えると、動きが鈍くなりませんか?
体重は増えやすいと報告されていますが、動きへの影響を決めた結論はありません。体重と動きを記録して、自分で確かめてください。
まとめ
サッカーの41件を整理したレビューは、クレアチンの効果を示唆的だが断定できないとしています。ダッシュや筋力に好ましい報告はありますが、証拠の確かさは低いです。
飲むなら、ISSNの見解にある量の範囲で、体重と体調を記録してください。持病や服薬がある方、未成年は、医師・薬剤師や周囲に相談してから決めましょう。
筋トレ最安ナビで最安を比べる
FITPEAK内のページです。表示は確認時点の価格です(2026年10月)
FITPEAKの商品
ここからは、FITPEAKの自社商品の紹介です。サッカーの成績を高めることをうたうものではありません。
FITPEAK クレアショットは、1本にクレアチン3,000mgを入れた、スティック個包装の食品です。定期購入のみのご案内で、予約を受け付けています。
外出先でも持ち運べる点が特長です。初回のお届けは2026年12月上旬の予定です。価格や詳細は商品ページで確認してください(2026年10月確認)。
出典
2026年10月に開いて確認しました。
- Ashtary-Larky D, et al. Creatine supplementation in soccer players: a systematic review. J Int Soc Sports Nutr. 2026
- Kreider RB, et al. International Society of Sports Nutrition position stand: safety and efficacy of creatine supplementation in exercise, sport, and medicine. J Int Soc Sports Nutr. 2017
- Huerta Ojeda A, et al. Effects of a Low Dose of Orally Administered Creatine Monohydrate on Post-Fatigue Muscle Power in Young Soccer Players. Nutrients. 2024
- Soler Hurtado M, et al. Effectiveness of a soccer injury prevention program based on creatine supplementation and internal load monitoring. J Int Soc Sports Nutr. 2025
- Garcia MP, et al. Safety of long-term creatine supplementation in women's football players. J Int Soc Sports Nutr. 2025
- MSDマニュアル家庭版「クレアチン」(2025年7月更新)
あわせて読む
コメント
この記事について思ったことを書けます。誤解を招くのを避けるため、誘導のある宣伝、他者への中傷、個人情報、法令に反する内容は公開しません。体調や治療に関わる判断は、必ず専門家にご相談ください。